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#31
“Athlete”金野樹(きんのたつき) (スペシャルオリンピックス神奈川 大和支部)
“With”金野仁宏(きんのよしひろ) (父)
金野樹(20)※写真左
1998年9月3日 神奈川県出身。
小学5年生の時からボウリングを始め、スペシャルオリンピックス神奈川大和支部の練習会に参加している。現在のアベレージはおよそ190以上。
趣味は鉄道の旅。鉄道会社の清掃員として仕事をする傍ら、ボウリングの練習が無い日は、1人で神奈川から千葉や埼玉まで電車で旅をしている。
金野仁宏(51)※写真右
1967年3月18日生まれ。
金野樹の父。システムエンジニア。
金野と共にボウリングを本格的に始め、独学でボウリング技術を習得。
投げ方や腕の振り方など金野に指導。
時にはコーチとして、時にはライバルとして共に歩む。
最高スコアは267、アベレージはおよそ190。
自閉症と中度の知的障がいがあり、「スペシャルオリンピックス」の世界で競技に打ち込んでいる。
「スペシャルオリンピックス」とは、知的障害のある人たちの自立や社会参加を目的とし、様々なスポーツトレーニングとその成果の発表の場である競技会を提供しているスポーツ組織である。
競技種目は陸上や競泳などの他に、ボウリングやゴルフなどパラリンピック種目にはないものもある。
また順位を競うだけではなく、競技をやり遂げるということを讃え、選手全員を表彰する「全員表彰」は、スペシャルオリンピックスの大きな特徴の1つだ。
金野がボウリングと出合ったのは小学校5年の時。
家族と一緒にボウリング場に行き、ピンが倒れる感覚に楽しさを覚えたのがきっかけだった。
そんな彼を一番近くで見守ってきたのが父の仁宏さん(51)。
金野が本格的にボウリングを始めると決めてからは、週末はずっと2人で練習。
父・仁宏さんも当初はスコア50以下だったが、独学でボウリングの技術を習得し、今ではアベレージおよそ170に。
時には息子のコーチとして、時にはライバルとして寄り添い続けた。
9月、4年に一度開催されるスペシャルオリンピックス日本の国内大会が愛知県で開催された。
初の日本一を目指し、挑戦し続ける金野の姿を追った