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#57

エジプト大発掘 クレオパトラ 古代エジプト王朝滅亡の謎

3000年もの長きにわたり続いた古代エジプト王朝。
絶大な権力をもった王・ファラオたちは、繰り返される争いや干ばつ、飢饉、疫病に苦しみながらも、絶えず巨大国家の繁栄を維持してきました。
しかし、紀元前30年、華々しいクレオパトラ7世の統治時代に、古代エジプト王朝は滅亡し、二度と復活することはありませんでした。
一体なぜ、滅びてしまったのでしょうか?
長年、専門家たちを困らせてきた謎が、最新の調査で明らかになってきました。
 
何世紀もの間、エジプト王朝の滅亡は、クレオパトラと、ローマの支配者であったカエサルとマルクス・アントニウスの2人との関係によって起こったと唱えられてきました。しかし、現代の専門家たちによると、滅亡にはもう一つ、古代エジプト人の生活を支えていたナイル川の存在が大きく関わっているといいます。
 
最新の調査では、グリーンランドで採取された氷床コアのデータから、紀元前44年に、熱帯地方のどこかで大規模な火山噴火が起こっていたことが発見されました。また、ナイル川の水位レベルを分析したところ、火山の噴火とナイル川の氾濫には、明らかな関連性があることがわかりました。
この巨大噴火から、どのようにして遠く離れたエジプトが滅びるまでに至ったのでしょうか?
 
古代エジプト王朝滅亡の謎を解き明かします。


© BLINK FILMS 2019

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