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#52

6匹のコグマ 後篇ー別れ

野生動物カメラマンのゴードン・ブキャナンは、恐ろしい“グリズリー”として知られるハイイログマの赤ちゃんと出会いました。親をなくした6匹のコグマを育て、無事に野生に戻すため、ロシアでのプロジェクトに合流します。ゴードンは、生物学者のカーチャ・パジェトノフと協力して半年の間、6匹のコグマの成長を見てきました。コグマたちは、抱っこするには大きすぎるほどに育ちました。野生に戻すためにはあと10週間しかありません。しかし、それまでにコグマたちが学ばなければいけないことは山積みです。まずは泳ぎ方を、そして何よりも自分で餌を探す方法を学ばなければなりません。冬が来る前に十分な体重にならなければ、ロシアの厳しい寒さを生き抜くことが出来ないのです。母グマのいない子供たちにとって、ゴードンとパジェトノフだけが頼りです。見る見るうちに野生に還す日が近づいてきました。
最終的にプロジェクトは、成功するのでしょうか?
前編の出会いに続き、今回の後編ではコグマたちとの別れを追います。


© BBC/Anwar Mamon

© BBC/Anwar Mamon

© BBC/Anwar Mamon

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