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#51

6匹のコグマ 前篇ー出会い

野生動物カメラマンのゴードン・ブキャナンは、恐ろしい“グリズリー”として知られるハイイログマの赤ちゃんと出会います。親をなくした6匹のコグマを育て、無事に野生に戻すため、ロシアでのプロジェクトに合流します。雪深い保護施設には、ロシア中から新しいクマの子が到着します。2匹は、箱に入れられて動物病院の前で見つかり、ほかの2匹は森で母グマとはぐれてしまいました。ゴードンは、生物学者のカーチャ・パジェトノフと協力して6匹のコグマを育てます。一晩中ひっきりなしにミルクを与えなければなりません。母グマがコグマの身体を舐めて清潔にする代わりに、タオルで拭いてやらなければなりません。そうしなければ体温が下がり死んでしまうのです。この子供たちが野生に戻って生きていけるようにするために、わずか数カ月しかありません。
最終的にプロジェクトは、成功するのでしょうか?
前編では6匹のコグマとの出会いを、後編ではコグマたちとの別れを追います。


© BBC/Anwar Mamon

© BBC/Anwar Mamon