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#22.23

発見!ツタンカーメンの墓に隠された通路と 王妃ネフェルティティの胸像をめぐる謎

1922年、エジプト考古学史上最大の発見となったツタンカーメンの墓。高解像度3Dスキャンによってその墓で新たな秘密の通路が発見された。ツタンカーメンの墓の裏の隠し部屋に眠っているのは、義母ネフェルティティなのか? 1912年に砂漠から発見された世界で最も美しいといわれる肖像彫刻の傑作ネフェルティティの胸像に偽物ではないか?という疑惑も…。その謎に迫る!

1922年に王家の谷でハワード・カーターが発見したツタンカーメンの墓。盗掘の被害を逃れたこの墓は素晴らしい保存状態で発見されたが、副葬品や内部の様子が他のファラオの墓とは著しく異なるため、考古学者たちを困惑させ続けた。その原因は、他の墓がファラオの死後のため徹底して準備した上で作られているのに対し、ツタンカーメンの墓だけは慌ただしく準備されたことが明らかで、不自然さが拭えない。墓の大きさもファラオのものとしては非常に小さく、副葬品を調べると、それらが本来はツタンカーメンのものではなく、他の女性に属していたことがわかった。考古学者たちは、『ツタンカーメンの墓は本来、義母ネフェルティティ王妃の墓なのではないか』という考えに至るのだが…。そして、ツタンカーメンの墓を最新の高解像度3Dデジタルスキャンすると、墓の中に隠された通路の痕跡を発見。果たして、ツタンカーメンの墓の裏には、ネフェルティティ王妃が眠っているのか?

1912年にアマルナの遺跡で、ドイツ人考古学者のルードビヒ・ボルヒャルトによって発見されたネフェルティティ王妃の胸像。この像は3400年前に作られたものとは思えないほど鮮やかで、世界でも最も美しい肖像彫刻の一つに数えられている。ネフェルティティ王妃の夫、アクエンアテンは宗教改革を実行しアマルナに遷都、しかし、改革が失敗に終わると砂漠に作られたアマルナは放棄されてしまった。このような忌むべき経緯にもかかわらず、破壊を免れたネフェルティティの胸像に一つの疑惑が持ち上がった。『この胸像は後の時代に作られた偽物ではないのか?』。考古学者はこの胸像を作る過程に矛盾がないか? 歴史学者は発見当時の映像で検証し、科学者は使用された顔料などの科学鑑定でこの胸像の真贋に迫る。


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©2014 BLINK ENTERTAINMENT/ TREASURES INVESTIGATIONS 2 INC

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