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#11

空に舞うランタンの奇跡と九份の光と陰

年間200万人の日本人が観光に訪れる台湾。美食のイメージが強い台湾ですが、実はアジア屈指の“絶景の宝庫”ともいわれています。亜熱帯の気候と海に囲まれた地形が作り出す“大自然の絶景”、そして、歴史と人の営みが生み出した“人が造った絶景”、さらに、文化や風習が作り出す“歴史的な絶景”…。今回、番組では台湾の3つの絶景をご紹介します。

①歴史的な絶景
台湾が1年で最も美しく輝くという旧正月。各地で行われる旧正月を祝うお祭りには“光”がふんだんに使われていて、その光が1年に1日しか見ることのできない絶景を生み出します。中でも特に美しいといわれているのが、新北市で行われる「天渓天燈節(びんしーてんだんさい)」。文字が書かれた無数のランタンを空に飛ばすその風景は、台湾の人々にとっても死ぬまでに1度は見たい絶景だそう。そんな天渓天燈節の様子をお届けします。

②人が造った絶景
台湾の有名な町の1つ、九份(きゅうふん)。かつて金鉱で栄えたこの町の風景は、人々の心を魅了する不思議な絶景。そんな九份が最も輝くのが、昼から夜へと移り変わる“マジックアワー”と呼ばれる時間。空の明るさが残る中、町に明かりがともり、幻想的な輝きを放つ瞬間に現れる絶景を紹介します。さらに、三仙台という8つのアーチで作られた橋も台湾の絶景のひとつです。

③大自然の絶景
海に囲まれた島で、北と南で別の気候環境を持つ台湾。そんな台湾には他では見ることのできない独特の風景がいくつも存在します。富士山よりも高い「玉山」は、熱帯の台湾にありながら美しい雪の風景を作り出します。さらに、切り立った渓谷が作り出した台湾一のパワースポット、太魯閣(たろこ)にある東洋のウユニ湖・高美湿地など、台湾の知られざる絶景も紹介します。