番組表

放送内容

#105

三井住友トラストグループ 取締役会長 大久保哲夫 前編
冬の日本海の荒波を独り観て 胸に刻んだ「強き心」

新潟県直江津の自宅から近い砂浜で、季節によって表情を変える日本海をみつめた少年時代。そこで感じた「荒々しさ」と「穏やかさ」の両方が、ビジネスパーソンとしての『源流』となりました。
会社で不動産を活用した新しい信託の業務を展開する部門にいたとき、その収益性について言い合った上司の部長に、酒が入った席で、荒い言葉を投げかけました。反省して謝りにいきますが、部長は「自分が正しいと思っているなら、謝ることはない。これからもその意気で邁進してくれ」と言っただけ。部下を信頼し、育てる姿勢に、リーダーの在り方を学びます。
「正しいと思うことは通す」という荒々しさと「周囲のみんなと楽しく過ごそう」という穏やかさが、節々で調和をみせていった大久保哲夫さんの歩みを、ロングインタビューで振り返ります。