番組表

放送内容

#104

野村ホールディングス 取締役会長 永井浩二 後編
支店の「飛び込み営業」で得た 「正しい」を貫く姿勢

永井浩二さんの『源流Again』でまず訪れたのは、野村證券へ入社して配属された高松支店と営業で巡った坂出市です。
初めて取引を申し込んだ診療所の医師が診察のため多忙で、待っている間に時間が過ぎて、帰りに乗るつもりのバスに全力疾走しても間に合いません。田んぼのはずれにある火の見やぐらの下で、次のバスまで1時間半ほど待ったときは「もう会社を辞めようか」と思いました。
でも、それ以前に訪れた別の医師宅で、雨でずぶ濡れになった身に医師の妻が分け隔てない対応してくれて「こういう人の役に立ちたい」と思った体験が、踏みとどまる力となりました。
36歳で初めて支店長を務めた愛知県豊橋市へもいきました。「野村証券の代表」として地元経済界の会合へ出て、街のごみ拾いに参加した日々も振り返って、トップの座への歩みをたどります。