放送内容

#56

塩野義製薬株式会社 代表取締役会長兼社長・CEO 手代木功 後編
欧米企業との特許のやり取り薬発売に感謝の言葉

塩野義製薬を15年以上トップとして率いてきた手代木 功さん。コラムニストの矢部万紀子さんと訪れたのは大阪市福島区、かつて会社の研究所があった場所です。入社後間もなく、この地から新薬を世の中に送り出した経験が、「困っている人の役に立ちなさい」という母の言葉に重なり、その後のビジネス人生の指針になりました。新薬の特許に関する海外の企業との難しい交渉では、「ビジネスは続いていくもの。100対0で勝つのではなく、51対49がいい」という手代木流の交渉術で大きな契約をまとめます。手代木さんの新しい薬をつくることへの情熱を「源流」からたどります。