放送内容

#55

塩野義製薬株式会社 代表取締役会長兼社長・CEO 手代木功 前編
新薬開発へ背中押した母の言葉「困っている人のため」

新型コロナウイルス感染症治療の飲み薬を世界で3番目に開発した塩野義製薬のトップを務める手代木 功さん。その源流には、「世の中の役に立つ」と「困っている人がいるのだから」という母の言葉がありました。1982年に入社すると、新薬の承認を国から得る部署に配属されます。薬を使った患者やその家族から感謝の言葉をもらい、世の中の人々のために新しい薬を送り出す仕事にやりがいを感じました。その後、アメリカ勤務などで多くの業務を経験して取り組んできた「創薬」への挑戦とそのビジネス哲学について手代木さんにお聞きします。