放送内容

#43

西日本鉄道株式会社 代表取締役会長 倉富純男 前編
「すぐそばにいて、待つ」父母 教わった人の育て方

倉富さんがビジネスパーソン人生で最初に思い出すのは、福岡(天神)駅のある地域の再開発に携わっていた日々です。入社して10年目の1987年、総事業費が1100億円というこの大プロジェクトの予算全体を管理する仕事を受け持ちました。職場では部下に半歩先の課題を伝え、いつでも相談できるように「すぐそばにいて、待つ」というのが倉富流です。その『源流』には、何かを押しつけるような教育をせず、目標が達成できるまで静かに見守ってくれていた両親の姿がありました。倉富さんのリーダーシップや地域社会への貢献などの精神を育んだビジネス哲学の源流を辿ります。