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多くの人々の心を掴んで離さない2人の名優。庶民に心から愛された、藤田まこと、渥美清。 「てなもんや三度笠」「必殺シリーズ」「はぐれ刑事純情派」など大衆から圧倒的な支持を得た藤田まこと。 映画「男はつらいよ」で一世を風靡した渥美清。2人のルーツは喜劇の舞台にあり、そこで培われた笑いと涙は、多くの人々に勇気と希望を与えました。圧倒的人気の名優2人の波乱の人生を紐解きながら、人生を変えた出会いに迫る。
写真提供 松竹
【出演】 渥美清:倍賞千恵子 田辺靖雄 九重佑三子 笹野高史 藤田まこと:村上弘明 吉川一義 澤田隆治 原田敬子 石原興 井上光男
【語り】 村上弘明
紆余曲折の幼少期(藤田まこと)――無声映画のスターを父に持つ藤田。しかし幼い頃に母を亡くし、継母と折り合いが悪くて養子に出される。真っ当な道を踏み外しかけた頃、戦局が悪化。戦地で命を落とした兄からの最後のハガキが、藤田を悔恨と更生の道へ引き戻した。
病弱な少年時代に気づいた才能(渥美清)――小児腎臓炎、小児関節炎、膀胱カタル…様々な病を抱えた渥美は喜劇とは逆の、まさに“悲劇的”な少年時代を過ごす。長期にわたった入院生活で、ラジオから流れる落語が数少ない希望。覚えた噺を学校で披露し、人気者に。
迷いの青春時代(藤田)――戦後、家を出て旅一座に参加。雑用係からスタートし、17歳で初舞台を踏む。その後、歌手を目指して上京。アルバイトをしながら歌手、司会業を続けたが、まだしっくり来ない。結局、漫才師・中田ダイマルに入門、喜劇役者として歩み始める。
戦後に築いた芸の原点(渥美)――中学に入学すると、渥美は学徒動員で軍需工場へ駆り出される。東京大空襲では自宅が被災、焼き出される羽目に。その後、工員として働きながら、テキ屋の手伝いをしたことも。この頃の経験が、のちの名キャラクターの原点となる。
栄光と低迷(藤田)――初めて主役を演じた「てなもんや三度笠」で一気にブレイク。視聴率は関西で60%、関東で40%を誇った。しかし、視聴率の低下と共に藤田の人気も低迷。旅芸人として地方のキャバレーへ巡業に出る。そこに1本の電話……必殺シリーズのオファーだった。
浅草と大病の中に撒いた笑いの種(渥美)――渥美は知り合いの伝手で喜劇役者の道を歩み、浅草でコメディアンに。しかし再び病魔が襲う。右肺の全摘など約年にわたる入院生活。そんな苦境の中で、本物の喜劇役者は輝きを増していった。やがて、生涯の役柄と出会う。
時代劇の新スター誕生(藤田)――当初は脇役だった藤田演ずる中村主水が、回を重ねるごとに人気が上昇。テレビ時代劇初のオリジナルヒーローとなり、必殺シリーズの主役は藤田と認識されていく。そんな時、再び当たり役が舞い込む。
一躍全国区のコメディアンに(渥美)――病の中でテレビデビュー、映画デビューを果たした渥美。NHK「夢で会いましょう」でその名が全国へとどろく。飛ぶ鳥を落とす勢いの中、テレビドラマとして始まったのが「男はつらいよ」だった。のちに映画化され、車寅次郎の人生を歩み出す。
病から立ち上がった喜劇人(藤田)――藤田が手にした刑事役「はぐれ刑事純情派」は18年にわたり放映。同時期に始まった「剣客商売」シリーズも代表作となる。食道がんに倒れるも復帰。度重なる病から立ちあがり、最期まで第一線で活躍し続けその生涯を終えた。
最後まで寅さん(渥美)――「男はつらいよ」は長年にわたり、国民的映画として高い人気を保ち続け、同時に、あまりのハマり役にイメージ崩壊を恐れた。晩年の渥美は、病と闘いながら「寅さん」の生涯をまっとう。喜劇人・渥美清、そして車寅次郎の人生に幕を降ろした。
日本中の人々に笑いと涙を届けた藤田まこと、渥美清。この2人ほど役を練り上げた役者はほかに類を見ない。その人生は、まさに笑いあり、涙ありの波乱に満ちたものでした。
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多くの人々の心を掴んで離さない2人の名優。庶民に心から愛された、藤田まこと、渥美清。
「てなもんや三度笠」「必殺シリーズ」「はぐれ刑事純情派」など大衆から圧倒的な支持を得た藤田まこと。
映画「男はつらいよ」で一世を風靡した渥美清。2人のルーツは喜劇の舞台にあり、そこで培われた笑いと涙は、多くの人々に勇気と希望を与えました。圧倒的人気の名優2人の波乱の人生を紐解きながら、人生を変えた出会いに迫る。
写真提供 松竹
【出演】
渥美清:倍賞千恵子 田辺靖雄 九重佑三子 笹野高史
藤田まこと:村上弘明 吉川一義 澤田隆治 原田敬子 石原興 井上光男
【語り】
村上弘明
紆余曲折の幼少期(藤田まこと)――無声映画のスターを父に持つ藤田。しかし幼い頃に母を亡くし、継母と折り合いが悪くて養子に出される。真っ当な道を踏み外しかけた頃、戦局が悪化。戦地で命を落とした兄からの最後のハガキが、藤田を悔恨と更生の道へ引き戻した。
病弱な少年時代に気づいた才能(渥美清)――小児腎臓炎、小児関節炎、膀胱カタル…様々な病を抱えた渥美は喜劇とは逆の、まさに“悲劇的”な少年時代を過ごす。長期にわたった入院生活で、ラジオから流れる落語が数少ない希望。覚えた噺を学校で披露し、人気者に。
迷いの青春時代(藤田)――戦後、家を出て旅一座に参加。雑用係からスタートし、17歳で初舞台を踏む。その後、歌手を目指して上京。アルバイトをしながら歌手、司会業を続けたが、まだしっくり来ない。結局、漫才師・中田ダイマルに入門、喜劇役者として歩み始める。
戦後に築いた芸の原点(渥美)――中学に入学すると、渥美は学徒動員で軍需工場へ駆り出される。東京大空襲では自宅が被災、焼き出される羽目に。その後、工員として働きながら、テキ屋の手伝いをしたことも。この頃の経験が、のちの名キャラクターの原点となる。
栄光と低迷(藤田)――初めて主役を演じた「てなもんや三度笠」で一気にブレイク。視聴率は関西で60%、関東で40%を誇った。しかし、視聴率の低下と共に藤田の人気も低迷。旅芸人として地方のキャバレーへ巡業に出る。そこに1本の電話……必殺シリーズのオファーだった。
浅草と大病の中に撒いた笑いの種(渥美)――渥美は知り合いの伝手で喜劇役者の道を歩み、浅草でコメディアンに。しかし再び病魔が襲う。右肺の全摘など約年にわたる入院生活。そんな苦境の中で、本物の喜劇役者は輝きを増していった。やがて、生涯の役柄と出会う。
時代劇の新スター誕生(藤田)――当初は脇役だった藤田演ずる中村主水が、回を重ねるごとに人気が上昇。テレビ時代劇初のオリジナルヒーローとなり、必殺シリーズの主役は藤田と認識されていく。そんな時、再び当たり役が舞い込む。
一躍全国区のコメディアンに(渥美)――病の中でテレビデビュー、映画デビューを果たした渥美。NHK「夢で会いましょう」でその名が全国へとどろく。飛ぶ鳥を落とす勢いの中、テレビドラマとして始まったのが「男はつらいよ」だった。のちに映画化され、車寅次郎の人生を歩み出す。
病から立ち上がった喜劇人(藤田)――藤田が手にした刑事役「はぐれ刑事純情派」は18年にわたり放映。同時期に始まった「剣客商売」シリーズも代表作となる。食道がんに倒れるも復帰。度重なる病から立ちあがり、最期まで第一線で活躍し続けその生涯を終えた。
最後まで寅さん(渥美)――「男はつらいよ」は長年にわたり、国民的映画として高い人気を保ち続け、同時に、あまりのハマり役にイメージ崩壊を恐れた。晩年の渥美は、病と闘いながら「寅さん」の生涯をまっとう。喜劇人・渥美清、そして車寅次郎の人生に幕を降ろした。
日本中の人々に笑いと涙を届けた藤田まこと、渥美清。この2人ほど役を練り上げた役者はほかに類を見ない。その人生は、まさに笑いあり、涙ありの波乱に満ちたものでした。