番組表

みどころ

#337

温泉駅を全駅制覇! 紅葉の奥の細道湯けむりライン(#337)

まさに今が秋真っ盛りのみちのく!
絶景路線で知られる陸羽東線で、紅葉と温泉三昧の旅へと出かけます。
沿線には効能豊かないで湯が満載!
いずれも、一味違った湯浴みが
楽しめます。
地の名物に舌鼓を打ち、伝統工芸にもチャレンジ。
何といっても、錦に染まる鳴子峡は圧巻です!

初回放送日:2022年11月24日(木)

湯前神社
源義経が奥州平泉へ落ち延びる途中、弁慶が発見したという伝説がある瀬見温泉に鎮座する。足湯と飲泉が併設されている。

瀬見温泉共同浴場 せみの湯
瀬見温泉にある共同浴場。 瀬見温泉名物の「ふかし湯」を始め、内湯・露天風呂・足湯の四つの温泉が楽しめる。

クラブ食堂
昭和14年創業、赤倉温泉の老舗食堂。女将さんと妹さん、娘さんの女性3人で営んでいる。ここの名物は最上町で採れたアスパラを練り込んだ中華麺のつけ麺。

日帰り温泉「おくのほそ道」赤倉ゆけむり館
露天風呂や産直ブース、交流スペースを備えた日帰り温泉施設。館の前には無料の温泉卵を作るコーナーがある。

中山平温泉 仙庄館
大谷川沿いの風光明媚な場所にあり、清流のせせらぎが聞こえる宿。湯量豊富な自家源泉の露天風呂が有名。露天風呂から眺める月が美しく、月見の宿とも呼ばれている。

下地獄源泉足湯
鳴子温泉の観光客用の無料駐車場に隣接する足湯。

桜井こけし店
鳴子こけしの創始者といわれる大沼又五郎の一族が営むこけし店。その歴史は江戸時代に遡り、現在は5代目櫻井昭寛が伝統の中に新しい感覚も取り入れてこけしを作り続けている。

お食事処たかはし亭
かつて医院を開業していた高橋さんの自宅を使用した食堂。地元の料理自慢のお母さん方が協力して営業している。名物は鳴子焼きそばおくずかけ。地元産の蕎麦を焼き付けて、茸と生姜たっぷりの餡が掛かる。

川渡温泉共同浴場
川渡温泉に唯一ある公衆浴場で地元の人たちの憩いの場でもある。無人の素朴な施設ながら、ウグイス色の硫黄泉は効能豊で人気が高い。

撮影ポイント①
陸羽東線 池月駅~上野目駅間

撮影ポイント②
陸羽東線 中山平温泉駅~鳴子温泉駅間

この旅のベストショット!

旅人の独り言…

陸羽東線は温泉駅と名の付く駅が5つもあり(鳴子御殿湯駅も含めれば6つ)、「奥の細道湯けむりライン」の愛称も持つ路線。車窓に里山の美しい景色を眺めることのできる鉄道好きには人気の路線です。
 
紅葉の鳴子峡にかかる鉄橋は鉄道ファンが一度は撮りたい撮影地。
日暮れの早いこの時期は、シャッターチャンスは早朝の6時台から夕暮れまでの間、上下線とも日に4本。この日も大勢の人々がカメラを手に待ち構えていました。
錦に彩られた鳴子峡に汽笛が響き列車が現れると、紅葉を眺めに訪れた観光客の皆さんまでがスマホを取り出し、一斉にシャッターを切り始めたのです。
 
今、陸羽東線の山間エリア(鳴子温泉駅から最上駅間)は経費が売上を大きく上回り(100円の乗車料を稼ぐのに8000円以上の経費が掛かるとか)、廃線の噂も出ていますが、この美しい景色を見ると、なんとか維持して欲しいと願わずにはいられません。
 
担当ディレクター 小林佐知子