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#215

アウトドア好きの若い夫婦が出会った 相模湖のそばの家

神奈川県相模原市の藤野地区。相模湖の上流にあたるこのエリアには、およそ9千人が暮らしています。戦時中はここに、世界的に有名な画家・藤田嗣治や猪熊弦一郎が疎開していました。そんな背景もあり、1986年から「ふるさと芸術村構想」がスタート。多くのアーティストが移り住み、「芸術の町」としても知られるようになりました。
 
今回は、そんな藤野地区に一戸建てを購入し、移住されたIさんご夫妻を訪ねます。元々、アウトドア好きだったお二人は、趣味のキャンプに向かう道中で通っていた藤野の自然豊かな景観が気に入り、移住を決意。リモデルで、自然に囲まれた暮らしと、愛犬と一緒に暮らす夢を実現したのです。
南北に広々とした庭がある恵まれた環境で、元の住人が週末に別荘として使っていたI邸。しかし、以前は南側に玄関があり、北側の庭は家の裏側のため、室内とは分断されていました。また、西側の山の風景など、周りの豊かな自然を取り込みきれず、外に開けた環境を生かしきれていませんでした。そこで、思い切って玄関を北側に変更。玄関扉をガラス入りにすることで、北側の庭が室内に繋がるような空間を演出しました。
室内は、大胆に南北の対角線上に生活の中心となる土間を配置。全ての方角に視線が抜け、外の自然を近くに感じられる生活空間に一新。季節や日当たりに応じて、南北の庭でバーベキューを楽しんでいるんだそうです。
愛犬の散歩中に、近所の人たちから声をかけられるようになったというIさんご夫妻。開放的なこの家が、地域の皆さんと交流するきっかけを生むリモデルとなりました。
 
設計担当:比護結子さん / 一級建築事務所 ikmo
http://www5b.biglobe.ne.jp/~ikmo/

【平面図】

1F before

1F after

2F before

2F after