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#177

何でもありの九龍城がモチーフ 横浜の丘の上の家

東急東横線と横浜線が交差する菊名駅。
隣には新幹線の新横浜駅があり、1日の乗降客数が23万人とも言われ、
便利で住みやすい町としてファミリー層にも人気のエリアです。

今回は、この街で、築32年のマンションをリモデルしたW邸を訪ねます。
コロナ禍で、「住まい」の考え方を大きく変えたWさんご夫妻のユニークなライフスタイルをご紹介します。
Wさんご夫妻は、ご主人が地方創生事業や飲食店の経営などを通して
人と人が繋がる場づくりを手がける会社の代表。奥様は、医薬品メーカーに勤めながら水墨画の師範としても活動しています。

以前は都心に暮らしていましたが、コロナ禍になり、自宅で過ごす時間が増えたことで、住まい方を大きく変えようと建築家に相談。自宅としてだけでなく、オフィスでもあり、奥様のアトリエでもあり、また、社員や友人たちと寛ぐサロンのような、夫婦の活動すべてが出来る家にリモデルしました。
お料理上手な奥様のため、リビングよりキッチンの床を一段高くし、部屋全体を見渡せるように工夫。その床の同じレベルで、ライブラリー兼ゲストルームを設けました。またスタッフのワーキングルームは、奥様のアトリエも兼ねています。ひとつの空間が様々なスペースに対応するーまさに、仕事もプライベートも
全部入り!
お二人の願いが全て叶ったリモデルです。
 
設計担当:https://corare.net/about 山川智嗣
(コラレアルチザンジャパン)

【平面図】

before

after