番組表

バックナンバー

#153

プレゼン上手な夫が設計 専用庭が輝く大倉山の家

横浜市港北区大倉山。地名の由来は昭和の初め、実業家・大倉邦彦が世界中の精神文化の研究のために建てた研究所に由来しています。
文明発祥の地、ギリシャの建築様式を取り入れた大倉山精神文化研究所は、
時を経て、今では街のシンボル的な景観となっています。
今回はこの街で、1970年代のマンションを購入されたMさんご夫妻を訪ねました。ご主人は設計事務所にお勤めの建築士。奥様は会社員。そして長男の3人家族です。普段は新築ばかりを扱っていたご主人。今回は初めて手掛けたリモデル作品となりました。
ご主人が目指したのは、子育て世代に特化したリノベーション。「今」に合った理想の住まいを手に入れることです。住まいは一生に一度の買い物ではなく、その時期、その時期に適した空間を得ること。
奥様にプレゼンしながら設計を進めたそうです。
1階で40㎡以上にある庭を最大限に活かし、部屋のどこからでも庭の木々を見る事ができるように設計しました。
部屋の間仕切りは、開閉ができる扉にし、収納も壁一面を有効に使って設けています。
そして、この家のもうひとつの特徴は、なんと、部屋の横にあるオープンな浴室。扉もないので、湯船に浸かりながら庭の景色が見える最高の場所となりました。
 
設計担当:茂木哲 茂木哲建築設計事務所
www.mogi-life.design

【平面図】

before

after