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#33

グリーンリモデルで生まれ変わった家

今回辰巳琢郎が訪ねたのは、東京都大田区池上、日蓮上人入滅の地で知られる池上本門寺の門前町にあるT邸です。 T邸は築35年の木造二階建てで、ご夫妻とお嬢さん二人の4人家族です。 元々はご主人のご家族が住んでいましたが、22年前に二世帯住宅にして1階でお母様が暮らし、Tさん家族4人が2階で暮らしていました。 しかし、2年前にお母様が亡くなったのをきっかけに、再び1世帯の住宅に戻すことにしました。
Tさんが気になっていたのは、壁のひび割れなどの老朽化でした。 そんな中、知人に進められ、家の健康診断とも言うべき『グリーンリモデル診断』を受けたのです。 『グリーンリモデル診断』とは、専門知識を持った診断士が、家の耐久性、耐震性を始め、住む人の健康への影響度やCO2の消費量、光熱費など経済性を含む観点から家を客観的に評価するものです。 その結果、T邸は80年代以前の環境への配慮の少ない、5段階評価でも厳しい住宅と判定されました。
そこで、これらの問題を改善するリモデルが始まったのです。 ひどい結露やカビに悩まされていた窓は、断熱性の優れたペアガラスにし、内側のサッシには外の温度の影響を受けにくい樹脂を使ったものに変えました。 またかつて荷物が溢れ、通気が悪かった寝室の壁を湿気調整効果の高い壁材に変えました。 その結果、以前は5月でもクーラーを付けていた程でしたが、同じ時期でもほとんどクーラーを使わずに居られる快適な空間に変わりました。 トイレも節水タイプのものに変え、浴槽も断熱性の優れた長時間保温効果のあるものに変えました。 グリーンリモデル診断を受けてリモデルした結果、快適さがグンとアップしたので、家族一緒に過ごす時間が益々増えたと喜んでいるTさんです。
 
キタセツ
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