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#8

マンションに通り土間の家

リフォームすることで新しいライフスタイルを楽しむ「リモデル」により、その人らしい素敵な住まいを実現した人がいます。番組では建築通として知られる俳優の辰巳琢郎が、「リモデル」によって素敵な夢を叶えた人たちを訪ね、リモデルの
魅力について伺っていきます。

今回辰巳琢郎が訪ねたのは、東京から新幹線で約2時間。愛知県名古屋市の郊外。かつて港町として栄えた蟹江町です。
築20年、6F建てのマンションの5Fに住むIさんご夫妻と1才になる子どもの
3人家族。

ご主人は一級建築士。奥様は手作りバッグや雑貨をご自分で作って販売しています。子どもが産まれるのを機に、明るく、自然が感じられる家にしたいとマンションを大胆にリモデルしました。玄関ホールの先に浴室と洗面所があった為、ベランダからの光が入りにくく、暗かったかつての廊下は、水回りを移動させることで玄関まで明るい光が注ぎ込むようになりました。
また水回りを移動した結果、玄関からベランダまで一直線に続く「通り土間」を
実現する事が出来ました。
土間に固めた土は、自然の土で出来た環境に優しい自然素材を使用。
コストを下げるため、ご夫婦自ら仕上げました。
通り土間を中心に、炊事、洗濯がしやすいように水回りが配置されている為、
台所での水仕事やバルコニーでの物干など、靴を履いたまま家事ができる土間はとても便利だそうです。また自然を取り入れたいとの思いから、壁は杉の素材を全面に使用。一層居心地のよい空間になりました。
間仕切り壁は、床にあるレール状の部分と天井の木枠に差し込むかたちで固定
されており、柱としての役割も兼ねています。将来的に間取りを変更する際に
間仕切り壁を移動させるだけで、間取りの変更が可能となりました。
オリジナルのアイディアに溢れた今回のリモデル。
それは、Iさんご夫妻と施行会社の熱意により、実現しました。
 
施工会社:冬頭建設  http://www.fuyuto.net/