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小岩井農場施設 I II

小岩井農場は明治24年(1891)に本格的な洋式農場を目指して開設され、昭和前期には総面積3000haを誇る日本最大の民間牧場へと発展した。本部事務所や牛舎、サイロや四階建倉庫など時代ごとの最新技術を積極的に導入し改良を重ねた農場システムを示す一連の建物群21棟が、平成28年に有形文化財に登録された。施設の多くは現役で、当初と同じ目的で使用され続け、生きている文化財としての価値も有している。