バックナンバー

#342

武庫川女子大学甲子園会館 I II

武庫川女子大学甲子園会館の前身は、昭和5年(1930)竣工の甲子園ホテル。鉄筋コンクリート造4階建地下1階。起伏に富んだ空間構成やテラコッタタイルによる幾何学意匠など、F・L・ライトの建築手法を基調とし、和風意匠も加味した造り。「東の帝国ホテル、西の甲子園ホテル」と並び称され、高級社交場として賑わった。戦後の米軍将校宿舎を経て、昭和40年(1965)に武庫川学院が譲り受け、教育施設として再生した。