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#335

旧出津救助院 I II

旧出津救助院は、長崎市内より北西20kmの外海地区にある。明治元年(1868)に来日したフランス人宣教師マルコ・マリー・ド・ロ神父が、「外海の人々を貧しい生活から救いたい」「一家の働き手を亡くした妻や母、仕事のない娘に働く場を」と願い、彼らの窮状を救うため私財を投じて建設した授産・福祉施設。明治16年(1883)から18年(1885)にかけて建設され、外海の人々に「自立して生きる力」を与えた。