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SWITCH TV file.2 操上和美

創刊から36年を数えるカルチャー誌「SWITCH」が贈る「SWITCH TV」。編集長・新井敏記が、親交の深い“時代の表現者たち”と旅をしながらインタビューを行うシリーズ第2弾は、写真家・操上和美(85歳)の今を捉える。

操上が撮影した肖像は「SWITCH」の表紙や誌面を彩ってきた。1988年ローリング・ストーンズのギタリスト、キース・リチャーズの撮影で一緒にニューヨークを訪れて以来、新井は撮影を間近で見てきた。

俳優・笠智衆、勝新太郎、木村拓哉、深津絵里、綾野剛・・・歌手・井上陽水や作家・大江健三郎ら、操上と新井が語る撮影秘話から別の顔が立ち現れる。

新井は「撮影する」の「shooting」に「銃を撃つ、矢を放つ」という意味も持ち合わせることに注目。操上を育んだ北海道・富良野を一緒に訪れ、その原点を探す。雪の降る中、空知川の川辺で焚火を囲み、操上は両親のこと、自らの人生、写真への思いを語った。

番組ハイライトは俳優・役所広司の撮り下ろしセッション。役所は操上の依頼であればと駆け付けた。