番組表

動画公開のお知らせ

『BS朝日 日曜スクープ』放送内容を動画公開します。
生放送でお伝えするニュース解説を放送終了後、ネットで動画公開します。
もう一度、ご覧になりたい方、見逃してしまった方、是非ともご利用ください。

 


■『BS朝日 日曜スクープ』3月3日の放送内容は現在、公開中です。
【政倫審開催も遠い実態解明】土曜の予算採決で“衆院通過”廃止方針の還流なぜ継続?
3月1日の衆院本会議で、立憲民主党が提出した小野寺五典・予算委員長の解任決議案に対する採決が行われ、自民・公明・日本維新の会の反対で否決された。この解任決議案を巡り、立憲の山井和則衆院議員は、2時間54分にわたり、趣旨説明を行った。また、鈴木財務大臣が「納税は疑義が持たれた政治家が判断すべき」と答弁したことが国民の批判を招いたとして、立憲は同日午後8時、不信任決議案を提出した。反対多数で否決された。採決日程を巡る与野党攻防が激化した結果、2日の土曜日に国会審議が行われる異例の事態となった。衆院予算委員会は、岸田総理が出席して集中審議が行われた。同日午後に、衆院本会議で、2024年度予算案が可決した。予算案が2日中に衆院を通過したことで、憲法の規程により、参院送付後30日で自然成立するため、年度内となる31日までに成立する。審議の場は参院に移る。
 
自民党派閥の裏金事件を巡り、衆院の政治倫理審査会が2月29日に開かれた。岸田総理が出席し、現職総理の出席は初めてとなった。岸田総理は、「震災復興をはじめ国民生活にとって、大変重要な来年度予算についても、期日通り成立しないなどあってはならないと確信する。政治の信頼回復が大事だということを改めて強調しなければならない」と語った。2日目の3月1日に開催された衆院政倫審では、安倍派の事務総長を務めた西村康稔・前経済産業大臣が出席した。西村氏は、2021年に会長に就いた安倍晋三元総理の方針を踏まえ、2022年のパーティー券売り上げの還流廃止を幹部間で話し合った状況を弁明した。西村氏によると、安倍氏の死去を受けて、2022年8月、下村博文氏、塩谷立氏、西村康稔氏、世耕弘成氏、事務局長の松本淳一郎氏の5人が対応を協議するが、結論は出なかったという。また、2022年8月25日に安倍派の事務総長に就任した高木毅・前国対委員長は、「2022年11月、派閥の事務方から、還付がされるという話があった」と述べた。
 
3月1日の政倫審には、安倍派座長を務めた塩谷立元文科大臣も出席した。立憲の寺田学衆院議員が、還流資金の政治資金収支報告書への不記載について、「安倍(元総理)さんは不記載であることをわかっていたのでは。違法状態だから改善しようとしたのでは」と追及。これに対して、塩谷氏は「仮に不記載のことであれば、明確にその話がでたのではないか。総理(安倍氏)の意図が確認できていない」と違法性の認識を否定した。
 
★ゲスト: 片山善博(大正大学地域構想研究所長、元総務大臣)、久江雅彦(共同通信編集委員兼論説委員)
★アンカー: 末延吉正(ジャーナリスト/東海大学教授)
 
放送内容の動画はこちらからご覧いただけます。
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(公開期間は放送から2週間です)

 
 
【厳戒下でナワリヌイ氏葬儀】妻が責任追及の決意“悲劇的結末”プーチン氏の警告は?
ロシアの首都モスクワで3月1日、北極圏の刑務所で獄中死した反体制派指導者ナワリヌイ氏(47)の葬儀が執り行われた。警察の厳戒態勢が敷かれる中、独立系メディアによると、1万6千人の参列者がナワリヌイ氏の死を悼んだ。遺体は教会から約3キロ離れたモスクワ郊外の墓地に埋葬された。人権団体「OVDインフォ」によると、モスクワ以外にもシベリアやサンクトペテルブルクなど19の主要都市で、128人が治安当局に拘束された。
 
ナワリヌイ氏は2011年に、ロシア政府高官の汚職を調査、暴露を目的とする組織「腐敗防止財団」を設立した。その後に、ナワリヌイ氏は、生命の危機に晒された。2020年8月、ロシア国内を航空機で移動中に、突如、意識不明の重体となり、ドイツの病院に搬送された。独政府は、旧ソビエトで開発された神経剤「ノビチョク」と同種類の物質が検出されたと発表した。2021年、療養先のドイツからロシアに帰国したが、過去の経済事件に関連して、ナワリヌイ氏は空港で逮捕・収監された。2021年には、モスクワの裁判所が、ナワリヌイ氏が率いる団体を過激派に認定し、団体の解散と活動禁止を命じた。この命令により、約1000人のメンバーが国外に脱出する事態となった。2022年には、国際的な組織へと改編された。
 
ナワリヌイ氏の妻ユリア氏は2月28日、フランス北東部のストラスブールにある欧州議会で演説をした。ユリア氏は、「プーチン大統領が私の夫を殺害した。彼の命令で夫は3年間拷問を受けた。プーチン氏はロシアに対してしたこと、平和な隣国だったウクライナにしたこと、そして、私の夫にしたすべてのことに答えなければならない」と訴え、プーチン氏に対する責任追及の姿勢を明確にした。欧州議会は29日、「ナワリヌイ氏の殺害はロシアでの弾圧の増大化と組織化を表す新たな兆候である」と指摘する決議を採択した。決議では、ナワリヌイ氏の死亡について、「刑事的・政治的責任はすべてロシアにあり、特に大統領であるプーチン氏が責任を負うべきである」として、独立性と透明性のある国際的な調査を要求した。
 
プーチン大統領は2月29日、ロシアの上下両院議員を集めて、内政・外交の基本方針を発表する年次教書演説で、「かつて我が国の領土に部隊を派遣した人々の運命を覚えている。NATO軍をウクライナに派遣する介入は、さらに悲劇的結末を迎える」と西側諸国に警告した。これに先立ち、マクロン仏大統領は2月26日、ウクライナへの軍事支援として、将 来的に欧米諸国の部隊を派遣する可能性を「排除すべきではない」と発言していた。
 
★ゲスト:名越健郎(拓殖大学特任教授)、駒木明義(朝日新聞論説委員)
★アンカー: 末延吉正(ジャーナリスト/東海大学教授)
 
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(公開期間は放送から2週間です)

 



■『BS朝日 日曜スクープ』9月10日の放送内容は現在、公開中です。
【熊谷6人殺害国賠訴訟】上告理由書を提出“警察裁量”不当性の存否◆日曜スクープ◆
2015年に埼玉県熊谷市で男女6人が殺害された事件で、妻と娘2人の殺害は県警の近隣住民への注意喚起が不十分として、遺族の加藤裕希さん(50)が5日、最高裁判所に上告審として受理することを求める理由書を提出した。今年6月、加藤さんが県に約6400万円の損害賠償を求めた国家賠償請求は、控訴審で棄却されていた。最高裁で上告が受理されて審理の対象となるのは2022年の場合、1.3%の狭き門だった。
 
訴えによると、当時、埼玉県警は熊谷署から逃走中だったペルー国籍のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン受刑者を、最初の殺人事件の「参考人」として全国に手配していた。ジョナタン受刑者の逃走については、加藤さんの事件が起きるまで、埼玉県警は明らかにしていなかった。1審のさいたま地裁は昨年4月、埼玉県警の情報提供に違法性はないとして、原告の訴えを棄却。昨年10月に始まった控訴審では1審と同様、事件の発生について予想可能かどうかという、警察が予め知り得る「予見可能性」、また、その「予見可能性」に基づく「結果回避義務」の存否が争点となったが、東京高裁は今年6月、危険の切迫性を認めながらも、重大事件が発生した初期段階で捜査の状況に応じて、地域住民にどの程度の情報を提供するかは警察の裁量に委ねられている」と判示し、控訴を棄却していた。
 
加藤さん側が提出した理由書によると、埼玉県警幹部は「屋外の通り魔事件であれば1件発生しただけで連続発生を想定すべきであり、屋内事件であれば2件続けて発生しない限り連続発生を想定できない」とする、いわゆる「1件2件論」を主張する。しかし、加藤さん側は「1件2件論」は警察庁が否定しており、また、裁判例や法律文献もなく、その主張の信用性を吟味することなく、埼玉県警幹部の証言を鵜呑みにした控訴審の判決理由に不備があると訴えている。今回の理由書の提出を受けて、加藤さんは「どうにか公正な判断を司法に求めて、勝訴に向けて頑張っていければとは思います」と現在の心境を語った。
 
▽埼玉・熊谷6人殺害事件
2015年9月に、住宅3軒で男女6人が殺害された事件。強盗殺人などの罪に問われたナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン受刑者は2018年3月、1審・さいたま地裁で死刑判決。東京高裁は19年12月、心神耗弱を理由に1審判決を破棄、無期懲役を言い渡した。検察側は上告を見送った。最高裁が20年9月、無罪を主張する弁護側の上告を棄却、無期懲役の高裁判決が確定した。
 

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■『BS朝日 日曜スクープ』8月13日の放送内容は現在、公開中です。
【玉本英子ルポ破壊された街】砲撃の連続で“民間人犠牲”戦禍の現実◆日曜スクープ◆
遠方から砲声が鳴り響き、砲弾が降り注ぐ街で、殺戮と破壊の連鎖が続く。ジャーナリスト・玉本英子氏(アジアプレス)は、今年5月初旬にウクライナに入った。ザポリージャ州南部の戦闘地域から約7キロ離れたオリヒウ市内は、ロシア軍による砲撃と大型爆弾の投下で、住宅や学校などが無残に破壊されていた。約9割の住民が避難で街を離れたが、約200人が避難する学校を取材した玉本氏は、戦争の理不尽に耐えながら生活を余儀なくされる住民の苦難を目撃する。玉本氏が取材した翌月、ウクライナ軍は、このオリヒウを拠点に、大規模反転攻勢に着手した。また、昨年8月、玉本氏は南部ヘルソン州での取材で、ウクライナ軍の隊長と出会った。だが、今回の取材中、玉本氏に悲報が届く。激戦地バフムトに転戦した隊長は、塹壕で砲弾を受け亡くなった。ジャーナリスト・玉本英子氏は今回の取材を通じて、戦禍の日常と現実にどう向き合ったのか。ロシアの侵略により、市民が受けた痛苦と不条理を伝える。
 
★ゲスト:玉本英子(ジャーナリスト/アジアプレス)
★アンカー:杉田弘毅(共同通信社特別編集委員)
 
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【ウクライナ玉本英子ルポ①】南部“最前線の街”激化するロシア砲撃◆日曜スクープ◆
ジャーナリストの玉本英子氏(アジアプレス所属)が戦禍のウクライナを現地取材。南部ザポリージャ州のオリヒウでは今年5月、ロシア軍による砲撃が絶え間なく続いていた。戦闘地域から7キロの“最前線の街”だ。取材の翌月には、ウクライナ軍がこのオリヒウを拠点に、反転攻勢に着手している。玉本氏が取材した時点でも、学校や住宅など、至るところに砲撃の跡があり、高齢者ら、避難できなかった住民が、数少ない残った建物に身を寄せていた。そこで住民たちが祈っていたことは…。さらに玉本氏は、複数のウクライナ軍の検問所を通過し、戦闘地域により近いマラ・トクマチカにも向かった。
 
★ゲスト:玉本英子(ジャーナリスト/アジアプレス)
★アンカー:杉田弘毅(共同通信社特別編集委員)
 
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【ウクライナ玉本英子ルポ②】ヘルソン州“奪還”後も苦難…庭に砲弾◆日曜スクープ◆
ジャーナリストの玉本英子氏(アジアプレス所属)が戦禍のウクライナを現地取材。ヘルソン州のドニプロ川西岸からロシア軍が撤退したのは去年11月。玉本氏は今年5月にヘルソン市内を訪れたが、ロシア軍からの砲撃が続き、市内の人影は少ない。玉本氏は、ロシア軍撤退前の去年8月、ヘルソン市郊外の集落を取材しており、今年6月に再訪すると、避難していた住民の一部が帰還していた。しかし、庭先には砲弾が残り、電気や水道などのインフラも復旧はこれからだ。さらに、取材中の玉本氏に悲報が届いた。去年8月の取材を受け入れたウクライナ軍の隊長が激戦地バフムトに転戦し、戦死したのだ…。
 
★ゲスト:玉本英子(ジャーナリスト/アジアプレス)
★アンカー:杉田弘毅(共同通信社特別編集委員)
 
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【ウクライナ玉本英子ルポ③】集合住宅まで崩壊…起きなかった奇跡◆日曜スクープ◆
ジャーナリストの玉本英子氏(アジアプレス所属)が戦禍のウクライナを現地取材。ウクライナ中部の都市ウマニは今年4月末、集合住宅がロシア軍のミサイル攻撃を受けて崩落した。午前4時の攻撃で、子ども6人を含む23人が命を奪われている。その翌月、玉本氏が現地を訪れると、犠牲者23人の写真が掲げられ、多くの子どもたちが友達の写真を見つめていた。6階に住んでいたヘレナさん(53)は、娘夫婦と暮らしていたと言う。ヘレナさんは、別の部屋で寝ていた娘夫婦の無事を祈り、奇跡を願ったのだが…。
 
★ゲスト:玉本英子(ジャーナリスト/アジアプレス)
★アンカー:杉田弘毅(共同通信社特別編集委員)
 
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