番組表

動画公開のお知らせ

『BS朝日 日曜スクープ』放送内容を動画公開します。
生放送でお伝えするニュース解説を放送終了後、ネットで動画公開します。
もう一度、ご覧になりたい方、見逃してしまった方、是非ともご利用ください。



■『BS朝日 日曜スクープ』10月29日の放送内容は現在、公開中です。
【ガザ越境作戦の拡大表明】ハマス拠点“集中空爆”地上侵攻の開始は◆日曜スクープ◆
イスラエル軍は27日、イスラム組織「ハマス」が実効支配するガザ地区で、過去最大規模となる空爆を実施し、ガザ北部に位置する約150の地下施設の破壊を狙った攻撃を行ったことを発表した。大量の爆弾投下に加え、戦車などによる地上での軍事行動を拡大したイスラエル軍は、巨大トンネル網と戦闘空間への攻撃で、ハマスの工作員数人を殺害した。米CNNは28日、イスラエル国防省はハマスの空中部隊の責任者・アセム・アブ・ラカバ氏を殺害したことを報じた。同国防省は、アセム・アブ・ラカバ氏が、7日にイスラエルをパラグライダーで襲撃したテロリストを指揮し、イスラエル軍の拠点に対するドローン攻撃にも関与したと指摘した。イスラエル軍のハガリ報道官は28日、「イスラエル軍はまだ現場にいる」と述べたことから、秒読み段階と言われた地上侵攻は、イスラエル軍がガザ地区に入ったまま、既に限定的な作戦に着手した可能性があると見られる。
 
イスラエルのネタニヤフ首相は28日に記者会見し、「ハマスとの戦闘が第2段階に入った」と述べ、陸・海・空のあらゆる方向からガザ地区への攻撃を強化すると表明した。ネタニヤフ首相は、「戦闘は困難なものになるだろう」と語った。本格的な地上侵攻の開始については、明言を避けた。イスラエル軍はこれまでで最大規模の空爆を実施したほか、地上作戦を拡大すると表明した。ガザ地区での死者は7650人に上り、イスラエルと合わせて9000人を超えた。
 
イスラエル政府は25日、ハマスに拉致された人質220人のうち138人が外国人で、二重国籍を含む25カ国のパスポートを所持していることを明らかにした。また、人質解放の交渉が継続されており、数日以内に人質が解放される可能性があることを現地メディアが報じた。人質解放を巡っては、ハマスは20日にカタールの仲介により、米国籍の親子2人を解放、また、23日には、エジプトの仲介によりイスラエル人2人を解放した。ガザ地区の保健省は25日、今月7日にイスラエル軍の空爆が始まって以来、7326人のパレスチナ人が死亡したと発表した。半数に近い3500人以上の子どもたちが犠牲となった。
 
ガザ地区で最大規模の病院「シファ病院」について、イスラエル軍のハガリ報道官は、「ハマスが病院の地下にある地下壕からロケット攻撃を指示したり、作戦の指揮を執ったりしている」と指摘したうえで、同病院とガザ市の地下トンネル網は繋がっているとの見解を示した。ガザ地区の地下に張り巡らされている巨大トンネル網の総延長は約500キロ、深さは地下30~40メートルの部分もあると推定され、地下トンネルの入り口は、民間の住宅や、モスク、学校などの公共施設の中に隠されているといわれる。イスラエル軍は、正規軍16万人と予備役36万人で構成され、軍事力の比較で、兵力約4万人のハマス・反イスラエル勢力を圧倒する。「シファ病院」には約4000人の職員が従業しており、ハマスが病院の職員と患者を「人間の盾」に使っている見方もあり、イスラエル軍は人道的な大惨事の可能性を危惧し、作戦を遂行する上で大きな懸念材料となっている。
 
イスラエル軍によるガザ地区への地上侵攻に関する世論調査を実施したイスラエル紙「マーリブ」は27日、約半数の国民がガザ侵攻を遅らせることを支持している調査結果を明らかにした。同紙の世論調査によると、イスラエル軍の地上侵攻に対する「賛成」は29%で、「待った方が良い」と回答したのは49%、22%が「どちらとも言えない」と回答した。ガザへの攻撃が開始されて約3週間が経過し、イスラエルが人道危機の問題に直面する中で、ガザ地区への地上侵攻に対する国民の意識が消極的に変化したものと見られる。
 
★ゲスト:高橋和夫(放送大学名誉教授)、山添博史(防衛省防衛研究所)
★アンカー:橋本大二郎
 
放送内容の動画はこちらからご覧いただけます。
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⇒ ANNnewsCH
(公開期間は放送から2週間です)
 
 
【東部アウディイフカ包囲網】ロシア攻勢“戦闘激化”支配強化の狙い◆日曜スクープ◆
ロシア軍は、ウクライナ東部ドネツク州にある戦略的な要衝・アウディイフカの支配に向けて攻勢に乗り出した。ロシアとウクライナの両軍は10月中旬から、ウクライナ東部のアウディイフカを巡り、激しい戦闘を繰り広げている。アウディイフカはロシアがドネツク州を掌握するための重要拠点であり、ウクライナ側は、欧州最大のコークス工場を要塞化し、守りを固めている。ロシア軍は現在、アウディイフカを包囲し、攻撃を試みている。米シンクタンク・戦争研究所は、ロシア軍は26,27の両日、ウクライナ軍によって要塞化された工場に接近し、コークス工場から排出される「廃棄物の山」に築いた陣地に対する支配を強化したと指摘した。
 
米戦争研究所は26日、ウクライナ軍シュトゥプン報道官の話として、ロシア軍はアウディイフカと南西にあるマリンカ付近で、死傷者5000人と装甲車両400台の損失を出したことを指摘した。ウクライナ東部での激戦による死傷者数が深刻となる中、ロシア軍は命令に背く自軍兵士を処刑していることを、米国家安全保障会議のカービー戦略広報調整官が明らかにした。深刻な兵力不足が顕在化する中、ロシア軍は、飲酒を咎められた新兵や命令に背く兵士で構成される懲罰部隊「ストームZ」を前線に配置した。ロシアの国営メディアは27日、ウクライナ人捕虜となった約70人が「ボグダン・フメリニツキー義勇大隊」に入隊したことを報じた。訓練終了を経て、前線に配備される。また、ロシア政府は26日、新たな市民権法の改正案を発行させた。有罪判決を受け、国籍変更した移民が、一定の期間、ロシア市民権を保持していたとしても、市民権を剥奪することが可能となる。戦争研究所は、ロシア当局は同法の改正案を利用して、ロシアの市民権を剥奪するという脅しのもとで、国籍変更した移民を兵士に勧誘する狙いがあると分析する。
 
★ゲスト:山添博史(防衛省防衛研究所)、廣瀬陽子(慶應義塾大学教授)
★アンカー:橋本大二郎
 
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(公開期間は放送から2週間です)

 



■『BS朝日 日曜スクープ』9月10日の放送内容は現在、公開中です。
【熊谷6人殺害国賠訴訟】上告理由書を提出“警察裁量”不当性の存否◆日曜スクープ◆
2015年に埼玉県熊谷市で男女6人が殺害された事件で、妻と娘2人の殺害は県警の近隣住民への注意喚起が不十分として、遺族の加藤裕希さん(50)が5日、最高裁判所に上告審として受理することを求める理由書を提出した。今年6月、加藤さんが県に約6400万円の損害賠償を求めた国家賠償請求は、控訴審で棄却されていた。最高裁で上告が受理されて審理の対象となるのは2022年の場合、1.3%の狭き門だった。
 
訴えによると、当時、埼玉県警は熊谷署から逃走中だったペルー国籍のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン受刑者を、最初の殺人事件の「参考人」として全国に手配していた。ジョナタン受刑者の逃走については、加藤さんの事件が起きるまで、埼玉県警は明らかにしていなかった。1審のさいたま地裁は昨年4月、埼玉県警の情報提供に違法性はないとして、原告の訴えを棄却。昨年10月に始まった控訴審では1審と同様、事件の発生について予想可能かどうかという、警察が予め知り得る「予見可能性」、また、その「予見可能性」に基づく「結果回避義務」の存否が争点となったが、東京高裁は今年6月、危険の切迫性を認めながらも、重大事件が発生した初期段階で捜査の状況に応じて、地域住民にどの程度の情報を提供するかは警察の裁量に委ねられている」と判示し、控訴を棄却していた。
 
加藤さん側が提出した理由書によると、埼玉県警幹部は「屋外の通り魔事件であれば1件発生しただけで連続発生を想定すべきであり、屋内事件であれば2件続けて発生しない限り連続発生を想定できない」とする、いわゆる「1件2件論」を主張する。しかし、加藤さん側は「1件2件論」は警察庁が否定しており、また、裁判例や法律文献もなく、その主張の信用性を吟味することなく、埼玉県警幹部の証言を鵜呑みにした控訴審の判決理由に不備があると訴えている。今回の理由書の提出を受けて、加藤さんは「どうにか公正な判断を司法に求めて、勝訴に向けて頑張っていければとは思います」と現在の心境を語った。
 
▽埼玉・熊谷6人殺害事件
2015年9月に、住宅3軒で男女6人が殺害された事件。強盗殺人などの罪に問われたナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン受刑者は2018年3月、1審・さいたま地裁で死刑判決。東京高裁は19年12月、心神耗弱を理由に1審判決を破棄、無期懲役を言い渡した。検察側は上告を見送った。最高裁が20年9月、無罪を主張する弁護側の上告を棄却、無期懲役の高裁判決が確定した。
 

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■『BS朝日 日曜スクープ』8月13日の放送内容は現在、公開中です。
【玉本英子ルポ破壊された街】砲撃の連続で“民間人犠牲”戦禍の現実◆日曜スクープ◆
遠方から砲声が鳴り響き、砲弾が降り注ぐ街で、殺戮と破壊の連鎖が続く。ジャーナリスト・玉本英子氏(アジアプレス)は、今年5月初旬にウクライナに入った。ザポリージャ州南部の戦闘地域から約7キロ離れたオリヒウ市内は、ロシア軍による砲撃と大型爆弾の投下で、住宅や学校などが無残に破壊されていた。約9割の住民が避難で街を離れたが、約200人が避難する学校を取材した玉本氏は、戦争の理不尽に耐えながら生活を余儀なくされる住民の苦難を目撃する。玉本氏が取材した翌月、ウクライナ軍は、このオリヒウを拠点に、大規模反転攻勢に着手した。また、昨年8月、玉本氏は南部ヘルソン州での取材で、ウクライナ軍の隊長と出会った。だが、今回の取材中、玉本氏に悲報が届く。激戦地バフムトに転戦した隊長は、塹壕で砲弾を受け亡くなった。ジャーナリスト・玉本英子氏は今回の取材を通じて、戦禍の日常と現実にどう向き合ったのか。ロシアの侵略により、市民が受けた痛苦と不条理を伝える。
 
★ゲスト:玉本英子(ジャーナリスト/アジアプレス)
★アンカー:杉田弘毅(共同通信社特別編集委員)
 
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【ウクライナ玉本英子ルポ①】南部“最前線の街”激化するロシア砲撃◆日曜スクープ◆
ジャーナリストの玉本英子氏(アジアプレス所属)が戦禍のウクライナを現地取材。南部ザポリージャ州のオリヒウでは今年5月、ロシア軍による砲撃が絶え間なく続いていた。戦闘地域から7キロの“最前線の街”だ。取材の翌月には、ウクライナ軍がこのオリヒウを拠点に、反転攻勢に着手している。玉本氏が取材した時点でも、学校や住宅など、至るところに砲撃の跡があり、高齢者ら、避難できなかった住民が、数少ない残った建物に身を寄せていた。そこで住民たちが祈っていたことは…。さらに玉本氏は、複数のウクライナ軍の検問所を通過し、戦闘地域により近いマラ・トクマチカにも向かった。
 
★ゲスト:玉本英子(ジャーナリスト/アジアプレス)
★アンカー:杉田弘毅(共同通信社特別編集委員)
 
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【ウクライナ玉本英子ルポ②】ヘルソン州“奪還”後も苦難…庭に砲弾◆日曜スクープ◆
ジャーナリストの玉本英子氏(アジアプレス所属)が戦禍のウクライナを現地取材。ヘルソン州のドニプロ川西岸からロシア軍が撤退したのは去年11月。玉本氏は今年5月にヘルソン市内を訪れたが、ロシア軍からの砲撃が続き、市内の人影は少ない。玉本氏は、ロシア軍撤退前の去年8月、ヘルソン市郊外の集落を取材しており、今年6月に再訪すると、避難していた住民の一部が帰還していた。しかし、庭先には砲弾が残り、電気や水道などのインフラも復旧はこれからだ。さらに、取材中の玉本氏に悲報が届いた。去年8月の取材を受け入れたウクライナ軍の隊長が激戦地バフムトに転戦し、戦死したのだ…。
 
★ゲスト:玉本英子(ジャーナリスト/アジアプレス)
★アンカー:杉田弘毅(共同通信社特別編集委員)
 
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【ウクライナ玉本英子ルポ③】集合住宅まで崩壊…起きなかった奇跡◆日曜スクープ◆
ジャーナリストの玉本英子氏(アジアプレス所属)が戦禍のウクライナを現地取材。ウクライナ中部の都市ウマニは今年4月末、集合住宅がロシア軍のミサイル攻撃を受けて崩落した。午前4時の攻撃で、子ども6人を含む23人が命を奪われている。その翌月、玉本氏が現地を訪れると、犠牲者23人の写真が掲げられ、多くの子どもたちが友達の写真を見つめていた。6階に住んでいたヘレナさん(53)は、娘夫婦と暮らしていたと言う。ヘレナさんは、別の部屋で寝ていた娘夫婦の無事を祈り、奇跡を願ったのだが…。
 
★ゲスト:玉本英子(ジャーナリスト/アジアプレス)
★アンカー:杉田弘毅(共同通信社特別編集委員)
 
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