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#212

2022年4月3日(日)放送

【徹底解説ニュース最前線】

 

総力特集!!戦場のウクライナ
首都周辺「作戦縮小」宣言しても…ロシアの狙い

ロシアは、ウクライナとの停戦協議と並行して、首都キーウ(キエフ)周辺などで「軍事作戦」の縮小を表明した。しかし、その後も空爆や砲撃は続いている。さらに、南部の要衝ミコライウを爆撃。東部での戦闘も激化させており、マリウポリは、あと数日で制圧されるとの見方も出ている。ロシアにとって停戦協議は、部隊を再編成するための時間稼ぎでしかなのか。戦況の最新情報を読み解く。

 

 

 

連れ去られるウクライナの人たち 「強制移住」の危機


ウクライナは、ロシア軍が包囲するマリウポリで、何千人もの住民が強制移住させられていると訴えている。ロシア軍の占領地域に移動させられ、さらに、ロシア国内に移住せざるを得なくなった者も多数にのぼるとしている。ロシアの前身、旧ソ連は、スターリン時代、少数民族などを「敵性民族」や「危険分子」と認定し、大規模な強制移住を行っていた。またしても非人道的な歴史が繰り返されるのか。

 

 

 

核使用のとき中国は!?8年前の条約


中国の王毅外相は、ラブロフ外相と会談。両国間の関係を強化する意向を示した。しかし、現代中国研究の第一人者、遠藤誉氏は、2013年に締結した中国ウクライナ友好協力条約に注目。遠藤誉氏は、プーチン大統領がウクライナに核を使用したとき、習近平国家主席は、ロシアに宣戦布告しなくてはならないと指摘する。今後の国際秩序に大きな影響を及ぼす、中国の世界戦略に向き合う。

 

 

【ゲスト】
東野篤子(筑波大学教授/ウクライナ研究会副会長)
小泉悠(東京大学先端科学技術研究センター)
遠藤誉(中国問題グローバル研究所所長)

東野篤子氏

小泉悠氏

遠藤誉氏

 


【司会】
上山千穂(テレビ朝日アナウンサー)
菅原知弘(テレビ朝日アナウンサー)
【アンカー】

河野克俊(前統合幕僚長)

 


※都合により内容等、変更の場合もあります。