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#21

命を救う!スゴ腕ドクター21
~救命救急・心不全~

重い病気、つらい症状が出た時、頼りになるのが日々患者のために闘う医師たち。そんな医師の中には卓越した技術を持つ〝名医〟がいる―。患者のために全力で闘う〝スゴ腕のスーパードクター〟たちに密着する、シリーズ第21弾!
救命救急の最前線で闘う山梨県立中央病院の外傷専門・岩瀬史明医師と脳神経外科・松本学医師、脳梗塞を引き起こす恐ろしい不整脈を内視鏡で治す東京都立多摩総合医療センターの大塚俊哉医師、さらに高齢者の患者が急増する心臓弁膜症をカテーテルで治す小倉記念病院の白井伸一医師に密着する。


■救命救急
山梨県立中央病院
日本救急医学会専門医・指導医 岩瀬史明医師
救急科専門医・脳神経外科専門医 松本学医師

岩瀬史明医師

松本学医師

山梨県唯一の高度救命救急センターを持つ山梨県立中央病院。この救命救急センターには心筋梗塞や脳卒中、重度の外傷や熱傷など命の瀬戸際にある患者たちが24時間運び込まれる。2012年にドクターヘリを病院が導入すると患者数は2000件を超え、山梨県だけでなく隣県からも要請が来る。あらゆる症状に対応する救命救急医療、その最前線に密着する。


■不整脈
東京都立多摩総合医療センター 心臓血管外科部長 大塚俊哉医師

心不全の要因ともなる「心房細動」。読売ジャイアンツ終身名誉監督の長嶋茂雄さんや元サッカー日本代表監督のオシムさんもこの病に襲われた。東京都立多摩総合医療センターの大塚俊哉医師は、〝ウルフ・オオツカ法″と呼ばれる内視鏡を使った最新治療法を開発。体の負担が少なく手術時間も短い治療法で多くの患者を救っている。


■心臓弁膜症
小倉記念病院 循環器内科部長 白井伸一医師

心臓の弁が正常に機能しなくなる心臓弁膜症の中でも高齢者に多い「大動脈弁狭窄症」。小倉記念病院の白井伸一医師は、「経カテーテル大動脈弁植え込み術」と呼ばれる最新治療のエキスパートだ。
これまで胸を大きく切り開いて「人工弁」に取り換える手術が必要だったが、カテーテルだけで治療可能になった。体の負担が少ないため、これまで手術を受けられなかった高齢者も救うことができる。