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#20

命を救う!スゴ腕ドクター20
~胃がん・食道がん・舌がん~

患者のために全力で闘う〝ニッポン名医〟のスゴ腕ぶりに迫ります!
今回は、胃がん・食道がん・舌がんのスゴ腕ドクターに密着。内視鏡を使った胃がん治療「ESD」とは?ダメージ軽減!食道がん「分割手術」、舌がん「再建術」に密着!

重い病気、つらい症状が出た時、頼りになるのが日々患者のために闘う医師たち。そんな医師の中には卓越した技術を持つ〝名医〟がいる―。患者のために全力で闘う〝スゴ腕のスーパードクター〟たちに密着する、シリーズ第20弾!


 

■胃がん
慶應義塾大学病院 腫瘍センター 矢作直久教授

消化器がんの中で患者数が多い「胃がん」。患者数は12万人を超えるという。慶應義塾大学病院の矢作直久医師は、内視鏡を使った胃がん治療の名医だ。「ESD(内視鏡的粘膜下層はく離術)」と呼ばれる治療法で、早期胃がんを剥がすように切除する。内視鏡にとりつけられた最新器具「デュアルナイフ」を使い、これまでは難しいとされていた10センチほどの大きながんを切除する。その手技を紹介する。


■食道がん
国立がん研究センター中央病院 大幸宏幸 食道外科長

症状が出にくく早期発見が難しい「食道がん」。毎年1万人以上が命を落としているという。進行していた場合、食道を摘出し食道の再建も同時に行う事も。その場合、長時間手術となり、患者への負担も相応。国立がん研究センター中央病院の大幸宏幸医師は、内視鏡を使い食道がんを治すエキスパートだ。あえて手術期間を分割する事で高齢者など患者の体力を温存、身体の負担を極力少なくした最新食道がん手術に密着する。


■舌がん
がん研有明病院 佐々木徹 頭頚科医長

タレントの堀ちえみさんが手術を受けたことで注目された「舌がん」。高齢化とともに患者は増加傾向にあるという。手術で一命を取りとめても、舌を失うことで流動食しか食べられなくなったり、うまく話すことができなくなることなど、治療後の生活に苦しむ患者は多い。がん研有明病院の佐々木徹医師は、がんの切除と共に舌の再建まで行う「舌がん」治療のエキスパート。患者の太ももから取った筋肉や皮膚などを移植する「舌再建術」とは? 舌がん手術に挑む医師とリハビリを経て社会復帰を目指す患者に密着する。