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#265

再び夢への道を歩き始めた少女に密着 埼玉栄高校女子野球部 小野あゆみ(16歳)

4年に1度開催されるオリンピック。
出場することがアスリートにとって一流の証。
しかし、そんな夢の舞台よりも自分の信じる道を選んだ1人の少女がいる。
埼玉栄高校女子野球部2年、小野あゆみ。

兄の影響で5歳の時に野球を始めた小野。
本格的に競技を始めると投手として活躍し、ますます野球にのめり込んでいった。
しかし中学には女子野球部がなく、悩んだ末にハンドボールの道へ。
持ち前の身体能力と負けず嫌いな性格でメキメキと上達し3年生の時には
U-16日本代表に選ばれるまでに。
ハンドボールを続ければ、2020年東京五輪出場も夢ではなかった。
ところが高校進学で彼女が選んだのは、五輪ではなく女子野球だった。
周囲の反対を押し切り、女子野球の道を選んだ小野。
その胸にあったのは、小さい頃からの夢であった「女子野球で世界一になること」だった。

小野が所属する埼玉栄高校女子野球部は、
これまで13度の全国優勝を誇り、日本代表も数多く輩出している強豪校。
全国から優秀な選手が集まるこの高校で、小野は2年生ながらレギュラーに定着。
173cmの恵まれた体格をいかしたパワフルなプレーと走ってもトップクラスの俊足。
走攻守を兼ね備えた逸材で、未来の日本代表として活躍が期待されている。

3年間の遠回りを経て見つけた、自分の道。
目指すは女子野球日本代表・マドンナジャパン。そして、世界の頂点。
夢に向けて再び歩き始めた少女の挑戦を追った。

部活応援企画「高柳愛実のGO!GO!部活」
◆私立安部学院高等学校 レスリング部(前編)

安部学院高校レスリング部は、去年のインターハイ7階級全てでメダルを獲得した強豪校。
さらに2016年の全日本選手権では、安部学院出身の選手が24人も出場。
そんな女子レスリング最高峰の名門校には、どんな秘密があるのか!?
高柳が潜入取材すると、全日本のコーチが常に3人体制で指導していることを発見!
浜口京子も指導してきた名監督のもと、世界選手権5回優勝のコーチや、
リオ五輪金メダリストの川井梨紗子を指導するコーチなどが、毎回、練習に参加しているという。
世界レベルで戦える選手を育成する、その指導法に迫る。