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#245

セ・リーグ最多勝 広島東洋カープ 野村祐輔投手 復活の裏にあった“黒田博樹氏の教え”

去年、最多勝、最高勝率の2冠を獲得した広島東洋カープの野村祐輔投手(27歳)。
メジャーリーグに移籍した前田健太投手に代わる広島の新エースとして、
25年ぶり、広島のリーグ優勝の立役者となった。
プロ5年目で大躍進を遂げた野村投手が自身の復活劇を語る。

六大学野球の名門・明治大学で数々の記録を塗り替えた野村投手は、
2011年広島からドラフト1位指名を受けプロの道へ。
緻密なコントロールを武器にプロ1年目で、新人投手として46年ぶりの防御率1点台(1,98)で
新人王を獲得。
2年目には、自身初の二桁勝利となる12勝をマーク。
まさに順風満帆なプロ野球人生だったが、プロ3年目でまさかの大スランプに…。
2014年は7勝8敗、2015年は5勝8敗と負け越し、防御率も2年連続4点台に沈んだ。

この苦しいスランプから抜け出す為に「自分を見つめ直した」という野村投手は、
プロ5年目の去年、16勝3敗の成績で、最多勝、最高勝率の2冠を獲得。広島の新エースとなった。
この復活劇の裏には、広島の大先輩・黒田博樹氏の助言が大きく影響していたという。
野村投手を支えた、黒田博樹氏の教えとは…。