キャンプ真っ只中のプロ野球。
去年は、北海道日本ハムファイターズが１０年ぶり3度目の日本一を達成した一方、
セ・リーグでは広島東洋カープが２５年ぶりのリーグ優勝で大いに盛り上がりをみせた。
広島の優勝は、流行語大賞となった鈴木誠也選手の「神ってる」や「カープ女子」といった言葉も
定着、優勝パレードには３１万人のファンが訪れるなど、日本中でカープ旋風を巻き起こした。

そんな広島のリーグ優勝の立役者となったのが、最多勝、最高勝率を獲得した野村祐輔。
去年メジャーに移籍した前田健太に代わり、広島の新エースとなった野村。
いかにして球界を代表する選手へと成長を遂げたのか…、その野球人生に迫る。

高校野球の名門・広陵高校出身。３年の夏には甲子園の決勝で、
当時、がばい旋風を巻き起こしていた佐賀北と対戦し、大逆転を許し、惜しくも準優勝に終わる。
明治大学では数々の記録を作り、ドラフト１位で広島へ入団。
プロ１年目で先発ローテーション入りし、新人王に輝くなど期待を集めるが、プロ３年目で
まさかの大スランプに。そんな野村を復活させたものとは…。部活生必見、成功の秘訣を探っていく。
そして、広島の新エース・野村祐輔と共に、２５年ぶりのリーグ優勝と赤ヘル旋風を振り返る。