放送内容

#119

櫛形山(くしがたやま)

金子さんが登るのは、山梨県甲府盆地の西に位置する櫛形山。
 
新・花の百名山の1つに数えられる植生豊かな山で、
1時間ほどで山頂に到着できるアプローチの良さ、
そして南アルプスや富士山を望む眺望が人気の山です
 
登山道で見つけたのは、針葉樹の枝に糸のように垂れ下がるサルオガセ。
空気中の水分を体で吸収する地衣類の1種で、
甲府盆地の霧の影響を受けやすい櫛形山では多く見られる植物です。
レースのように折り重なるサルオガセの群生に金子さんも息を呑みます。
 
季節の花々が彩る斜面を抜けると霧の合間から富士山と対面。
まだ雪が積もっていない、黒くて力強い富士山の姿に金子さんも大興奮!
 
そして山頂付近の稜線に広がるのは苔の原生林。
霧に包まれた苔の稜線に差し込む太陽の光が、幻想的な光景を見せてくれました。
 
櫛形山(くしがたやま)
山梨県 南アルプス市、南巨摩郡富士川町
標高:2,052m