放送内容

#76

堂山(どうやま)

今回、本上まなみさんが登るのは琵琶湖の南側に位置する「堂山」。
標高384mの低山ですが、登山者たちの間ではとにかく「楽しい!」と
評判の山。一体どんな山なのでしょうか?
 
まず登山口から山の中腹までは沢歩き!キラキラと透き通った沢の水や、
ふかふかに育った苔が本上さんを楽しませてくれます。
さらに明治時代に、オランダの土木技術者から日本人が学んで造った
石積みの「砂防堰堤(さぼうえんてい)」を目の前に見ることができます。
 
堰堤を越えて歩みを進めると、今度は突如として広大な砂原が出現!
山の中でなんとも不思議な光景に出くわした本上さん。果たして砂原の正体とは?
 
そして山頂に続く尾根歩きでは、巨大な岩々が立ちはだかります。
天然のアスレチックのように巨岩をよじ登って辿り着いた山頂には、琵琶湖を一望できる絶景が!本上さんも「確かに楽しい!」と大満足の登山を是非ご覧ください。
 
堂山(どうやま)
滋賀県大津市
標高:384 m

 


 

今回登る山・堂山(滋賀県)
今回は本上まなみが堂山(どうやま)を登る。
琵琶湖の南に位置する堂山は標高384m。2時間ほどで山頂に到達できる低山だが、「バリエーション豊かで楽しい」と評判のコース。
登山ルートは迎不動登山口をスタートし、しばらくは沢に沿って進む。その後、尾根に出て山頂を目指す!

 

堂山の情報はこちら(YAMAP)
https://yamap.com/mountains/7427

 

緑が生茂る沢歩き
透き通って冷たい沢の水や、湿地に密生しクッション状の群落を形成する「ミズゴケ」など、綺麗な水と緑に囲まれた沢歩きを楽しむ本上。
登山開始からおよそ30分、土砂の流出を防ぐため明治22年(1889年)に造られた「鎧堰堤」に遭遇!オランダの土木技術者から学んで造られた石積みの堰堤で、100年以上にわたって土砂を防いできたという。

 

山中に現れる広大な砂原
鎧堰堤を後にした本上を待ち受けていたのは、広大な砂原!
堂山は良質なヒノキの宝庫だったため、1000年以上前から乱伐が繰り返され、砂原と化したそう。近年は植栽などにより、山は本来の姿を取り戻しつつある。材木は東大寺(奈良県)の一部にも使用されているとのこと!
尾根の眺望が開けた場所からは、草津市や琵琶湖、堂山を見ることができた。

 

琵琶湖を望める大パノラマ
岩々が立ちはだかる天然のアスレチックを乗り越え、山頂に到達した本上。
山頂からは低山ながらも大津市や比叡山、琵琶湖の南側を一望できた!