放送内容

#57

三原山(みはらやま) 後編

前回に引き続き、伊豆大島の櫛形山から三原山山頂部にある剣ヶ峰の縦走に
早霧せいなさんが挑戦します。
 
まずは三原山山頂部への登り口がある南側へ。
海岸線に現れたのは「三原キャニオン」といわれる赤い峡谷。
酸化して赤く固まったマグマの地層、新緑の緑、太平洋の青と
3色のコントラストが映える絶景に早霧さんも大興奮!
 
そして山頂部へ上がると、現れたのは直径約300mという三原山の巨大な火口。
ダイナミックな活火山の光景に息を呑む早霧さん。
ピークの剣ヶ峰のからは、遠く伊豆諸島まで広がる大パノラマが待っていました。
 
三原山/剣ヶ峰(みはらやま/けんがみね)
東京都大島町
標高:749m

 


 

今回登る山・三原山(伊豆大島)
前回に続き、早霧せいなが三原山(みはらやま)を登る。
東京都伊豆大島にある三原山は標高749m。有史以来、何度も噴火を繰り返してきた活火山。
前回、櫛形山の山頂まで登った早霧。今回はここから三原山南側の外周をまわり、山頂部にある剣ヶ峰を目指す!

 

三原山の情報はこちら(YAMAP)
https://yamap.com/mountains/461

 

新緑に映える赤の峡谷
三原山の南側には、グランドキャニオンのように赤い地層が幾重にも重なることから「三原キャニオン」と呼ばれる峡谷が!赤い地層は、高温のマグマが空気に触れて固まったもの。遠くに青い海、そして緑、手前に赤土という3段構造は大迫力!赤・青・緑という3色が映えるこの絶景は、新緑のこの時期が1年の中でも特に美しいと言われている。
南西部の「表砂漠」では、大雨の後にだけ現れる「幻の池」に、風が穏やかな日にのみ映る「逆さ三原山」を見ることが出来た。

 

巨大火口と山頂のパノラマ
「三原山 中央火口展望所」は、直径約300mに及ぶ火口全体を見渡せる唯一の場所。奥の方に微かに見える噴煙が活動を窺わせる。この火口は、壁面の崩落などによって現在も形を変え続けているため、最高峰の三原新山は登山での立ち入りが禁じられている。
山頂部の剣ヶ峰からは、火口に加えて伊豆諸島の島々を一望できた。

 

伊豆半島に沈む夕日と富士山
山頂の先、島の西側にある下山口へ。下山口から見えたのは、伊豆半島に沈む夕日、そして富士山!
沈む夕日に照らされる富士山を眺めながら、島ならではの穏やかな空気感を堪能した。