放送内容

#53

光城山(ひかるじょうやま)

早霧せいなさんが登るのは、長野県安曇野市にある光城山。標高は912m。
この山最大の見どころが“昇り龍”とも称される、登山口から山頂まで続く桜並木。
約2000本の桜が登山道を彩ります。
満開の桜を見ようと多くの登山者が訪れる中、早霧さんは隣の長峰山への縦走コースへ。
 
スタート地点から光城山の山頂まで、ずっと桜を眺めながらの登山に早霧さんも大興奮。
青空と桜が見事な春のコントラストを生みます。
さらに、ご当地グルメの山賊焼きを使ってホットサンド作りにも挑戦。
その出来栄えに早霧さん自画自賛!?
 
そして縦走コースの終着点、長峰山の山頂から望むのは、安曇野市を抱くようにそびえる北アルプス。文豪・川端康成も絶賛したと言われる光景をぜひご覧ください!
 
光城山(ひかるじょうやま)標高912m
長峰山(ながみねやま)標高933m
長野県安曇野市

 


 

今回登る山・光城山(長野県)
今回は早霧せいなが光城山(ひかるじょうやま)を登る。
長野県安曇野市にそびえる光城山は標高912m。「昇り竜」と称される桜の名所があり、光城山から長峰山までの縦走の先には、北アルプスを一望できる場所があるという。
登山ルートは登山口をスタートし、つづら折りの急登を登り光城山の山頂へ。その後、縦走路を進み標高933mの長峰山山頂を目指す!

 

光城山の情報はこちら(YAMAP)
https://yamap.com/mountains/16340

 

2000本もの桜並木“昇り竜”
光城山はかつて木々の生えない裸山だったが、大正時代に土砂崩れ防止のために植樹。現在も年間60本の桜を植樹し、桜の総数は約2000本まで増加している。登山口から山頂まで続くその姿から、「昇り竜」と呼ばれるようになった。登山道を彩る桜並木は夜になるとライトアップされ、幻想的な雰囲気を醸し出す。「桜の回廊」とも呼ばれる360度の桜並木では、鳥が運んだ種が発芽した「ヤドリギ」が寄生しているのを見つけた。
光城山の山頂にはかつて城が存在し、現在も火の神を祀る「古峯神社」が鎮座している。山頂からは安曇野ののどかな田園風景と北アルプスが一望できた。

 

信州のソウルフードで山グルメ
見晴らしの良い場所で腹ごしらえ。
今日の山ごはんは、信州名物「山賊焼き」と「安曇野産わさび入りマヨネーズタイプ」を具材に使った「山賊焼きのホットサンド」。わさび入りのマヨネーズが効いており、山賊焼きの塩分と油分が相まった絶品!

 

北アルプスの端まで見渡す絶景
長峰山の山頂に到着した早霧。展望台では北アルプスの南端に程近い大滝山から、北端付近の白馬乗鞍岳まで一望できた!眼下では北アルプスの雪解け水が流れる犀川、高瀬川、穂高川の三川が交わっていた。
長峰山を訪れた作家の川端康成は、この景色を「残したい静けさ、美しさ」と評している。