放送番組審議会

BS朝日第92回放送番組審議会議事概要
BS朝日は、令和5年7月21日に、第92回放送番組審議会を開催しました。(2023.7.21)
開催日時 2023年7月21日(金)午後4時~5時45分
開催場所 BS朝日 大会議室
出席者

寺田委員長、安部副委員長、
青木委員、小西委員、佐藤委員、中町委員、野村委員
【欠席】羽田委員

 

【会社側】
浜島代表取締役社長、藤川常務取締役、林取締役、
阪本取締役、西村取締役、
柴田執行役員編成制作局担当局長、水川執行役員営業局長、
有賀編成制作局長、平子編成制作ビジネス部長
大木プロデューサー
(事務局)渡辺事務局長、佐藤考査担当室長、川本番組審査室員

 

議題

(1)会社側より報告
(2)課題番組「あなたの知らない京都旅」講評
  #2(2023年4月13日)伏見稲荷大社 なぜお稲荷さんは日本一に?
  #5(2023年5月4日)嵐電で行く 北野天満宮から仁和寺まで
(3)次回日程および課題番組について
(4)その他

配布資料

(1)2022年度決算収支状況等
(2)BS朝日主要単発番組一覧(2023年6月~8月)
(3)BS朝日スポーツ単発放送実績一覧(2023年6月~8月)
(4)2023年4月~6月、7月テレビ視聴率全国32地区 時間区分別視聴率状況
(5)次回課題番組案
※取締役の選任(25期)(広報資料)
※世界水泳 放送一覧

講評

課題番組「あなたの知らない京都旅~1200年の物語」
プロデューサーより番組の概要について説明のあと講評。
 
・菅原道真が腰を掛けた石、会えなかったというエピソードなど、“通”ぶれる情報もあり、浅いものから深いものまで様々な情報を知れる番組。インスタグラム等で画像だけ見て尋ねる時代に、情報を深掘りできるのはテレビならでは。
・行ったことがない場所を見せる番組もあるが、「ここは行った!」と思う場所を紹介する番組にも価値がある。回想法というが、年配の方が昔のことを振り返ると脳が活性化する可能性があるという。BS朝日が取り組んでいるウェルビーイングに合う番組作りだと思う。
・出演者の良さがはっきり出ていた。中村雅俊さんは知性を感じさせる話し方。賀来千香子さんは楽しんで旅をしていて反応がいい。檀れいさんは言葉が素晴らしい。具体的には、宝厳院の青紅葉を見たシーンで「一気に世界が変わりましたね」という言葉があり、ご本人が思ったことをおっしゃったのか、感性が素晴らしい。
・テーマは定番中の定番である「京都」。各局・各番組がやり尽くしている中で前番組から12年続いているのは秘訣があるはず。ただ差別化が難しいのだろうと感じた。出版社の話になるが、旅行ガイドブックを作る場合も同様の苦労があった。
・普段見られないものを取材してみせるシーンが複数あり、この番組でしか見られないものを見られて嬉しかった。他の番組との差別化として、どんどん非公開のものに焦点を当てていってほしい。
・伏見稲荷大社の回では、全体的に親しみを持てなかった。出演者の後ろ姿を見せる映像には、背を向けられているように感じてあまり魅力を感じなかった。視聴者に寄り添える仕掛けが必要だと思った。嵐電の回は、中村雅俊さんがカメラ越しに寄り添う感じがあり、番組に入りやすかった。
・嵐電の回で、同行していた専門家が途中からいなくなったのが気になった。旅をしている出演者の感じたことなども聞きたいが、やはり専門家の解説も聞きたい。グルメであっても、専門家の解説があっても良いと思った。
・忙しく時間がない人にとって、1時間は長いと感じる。30分でもいいのでは。
・残念なのは、番組のブランディングが確立できていないのではということ。京都で調べてもあまり出てこず、ソーシャルメディアを使って拡大した方がよい。
・英語版を作って、飛行機の国際線で流すべき。インバウンド需要が見込めると思う。

 

次回 第93回放送番組審議会は2023年10月13日(金)午前10時30分より開催。
課題番組は「草野仁の名医が寄りそう!カラダ若返りTV」です。

 

以上