BS朝日第72回 放送番組審議会議事録
BS朝日は、平成30年7月20日に、第72回放送番組審議会を開催しました。(2018.7.20)
開催日時 |
2018年7月20日(金)午後1時~2時30分 |
開催場所 |
BS朝日 大会議室 |
出席者 |
若林委員長
青木委員、佐藤委員、中町委員、中本委員、野村委員
(欠席)安部副委員長(書面にて講評提出)、原田委員
菊地代表取締役社長、壁谷常務取締役、藤川取締役編成制作局長、佐藤取締役、岩田常務執行役員編成制作局専任局長、上田編成制作部長、八幡執行役員営業局長、有賀編成担当部長、都田プロデューサー、山下プロデューサー
(事務局)佐藤事務局長、堀ライツ・考査室員
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議題 |
(1)会社側より報告
(2)前回課題番組「土井善晴の美食探訪」について報告
(3)課題番組「クイズ☆モノシリスト」講評
(4)次回日程および課題番組について
(5)その他
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配布資料 |
(1)2017年度決算収支状況等
(2)BS朝日主要単発番組一覧(2018年6月~8月)
(3)BS朝日スポーツ単発放送実績一覧(2018年6月~8月)
(4)2018年4月~6月 BS全国視聴データ 概要
(5)BSデジタル世帯普及率
(6)「土井善晴の美食探訪」ご審議を受けて
(7)次回課題番組案
※役員の異動に関するお知らせ(広報資料)
※新4K8K衛星放送パンフレット(放送サービス高度化推進協会作成)
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講評 |
・大変面白い。よくこの画期的な企画を思いついたと感心している。
・クイズのレジェンドになるには(1)出演者(2)うんちくの事実関係のチェックが大切であると考える。
(1)番組成功の可否を70~80%を占めるのは、出演者の選択。いとうせいこうは丁度いい。
(2)事実関係のチェックは科学的根拠などを裏取りして説明してほしかった。
・男女比を3人:3人くらいにして、女性を増やしてほしい。
・取り直しのきかないハプニング性が面白く、80点を付けたい。
・夢中になって見てしまったが、回によってばらつきもあった。やはり出演者が大切。
・よく思いついた番組企画だと思うが、BSならではの番組だとも思う。お笑い芸人が出てしまうと計算してボケたりするが、それがないのがよかった。
・出演者が映像を共有の大画面で見るのではなく、iPadを回し見せている手法も珍しくホームパーティのようだった。
・この番組が世に知らしめられていないのがもったいない。もっとPRするべき。
・人を見るのが楽しい番組であり、人を見せるクイズ番組だと思った。
・男性は知識をほしがりしゃべりたがる、女性は早く役立てたいから情報を得たいというのがクイズに対する男女比較なのだと見ていて感じた。
・ターゲットが40~50代だとのことだが、番組には時にはゆったりさを求めたい。話のペースがスローダウンしてもいいのではないか?盛り上がりや白熱の反面、ゆったりさせる箇所を作ってメリハリを付けてはどうか。
・大道ではなくて四隅をつつく番組で楽しい。雑学をど真ん中に持ってきたのが新鮮。また、タイトルとキャッチコピーが抜群で。短いセンテンスで的確に表している。
・窮屈に座らせているスタジオも、この距離感から生まれているものがある。
・2時間は持たない。長い。1時間でまとめて、視聴者に飢餓感を与えるくらいのほうがいいのではないか。
・ビジュアルのインパクトが弱い。絵の面白くないテレビはラジオになってしまう。オールロケ、一部ロケなどインパクトのある画を作ることでさらに新しい雑学が出てくることもあるのではないか。せっかくの素敵なトークがもったいない。
・従来を捨てるだけではなく、新しい物、四隅でも2時間持つというのを見せてほしい。
・会話のキャッチボールが面白い。一石を投じると、たくさんの人の知識を揺さぶり、広がって深みが加わるのがいい。
・出演者は博識じゃなくてもいい。それぞれの色があって、小洒落がきいている出演者がいることが大事なのではないか。
・スタジオセットが面白い。ただ、出演者の飲み物がお茶ではなくて、希望者にはアルコールを出して、夜に大人がくつろぎながら話しているという雰囲気も面白いのではないか。
・本にする、ゲームにするなどの他メディアへの進出を図ってはどうか。
・唐突に始まるので「番組が始まった」という感じが伝わってこない。ドラマティックに登場してもいいのではないか。
・CMへの入り方、番組の終わり方も唐突。もう少し工夫がほしい。
・各出演者の突っ込んだプロフィールを紹介してほしい。比較的一般には知名度が低い出演者がいるので。ただ、現在使用している名前のテロップがスタジオの色と被って見にくい。
・レギュラー提供社が30秒1社というのはもったいない。もう少しスポンサーがほしい。
・総じていい番組。「休んでいる細胞を起こしてもらった」と出演者が言ったが、その通りだった。
・いとうせいこうの司会進行は回を重ねるごとに慣れてきた。毎回ごとのバラエティに富んだその道を極めたゲストの方は大変物知りだと感じた。
・「すぐに誰かに言いたい」と思うクイズがたくさんあり、特に徳光和夫のミスター長嶋伝説は大学の後輩として最高だった。
・物知りが集まって雑談をしていると感じる時間もあり、視聴者がチャンネルを変えてしまうのではないかと心配になった。ゲストの方々の会話によって番組全体の品位が変わっているように感じる。
・ゲストがここにクイズの問題を持ち寄るという新しい企画については個々の専門ジャンルの特性が出ていて、新しい大人のクイズ番組だと思った。
次回日程:第73回・10月12日(金)13時~
課題番組:「新 鉄道・絶景の旅」
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