放送番組審議会

BS朝日第68回 放送番組審議会議事録
BS朝日は、平成29年7月21日に、第68回放送番組審議会を開催しました。(2017.7.21)
開催日時 2017年7月21日(金)午後1時~2時10分
開催場所 BS朝日大会議室
出席者

若林委員長
水口委員、佐藤委員、青木委員
(欠席)安部副委員長、キャンベル委員、原田委員、野村委員(書面にて講評提出)

 

【会社側】
菊地代表取締役社長、壁谷常務取締役、横山取締役、藤川取締役編成制作局長、
森本常務執行役員編成制作局専任局長、上田編成制作部長、内山執行役員営業局長、
茂木プロデューサー、和田プロデューサー

 

(事務局)佐藤事務局長、堀ライツ・考査室員

 

議題

(1) 会社側より報告
(2) 前回課題番組「金曜日くらい褒められたい」について報告
(3) 課題番組「お笑い演芸館」講評
(4) 次回日程および課題番組について
(5) その他

配布資料

(1) 2016年度決算収支状況等
(2) BS朝日主要単発番組一覧(2017年6月~8月)
(3) BS朝日スポーツ単発放送実績一覧(2017年6月~8月)
(4) 2017年4月~6月 BS全国視聴データ 概要
(5) BSデジタル世帯普及率
(6) 放送番組および放送広告の信頼性を維持するための対応について
(7) BS朝日基本番組編成表(2017年7月)
(8) 「金曜日くらい褒められたい」ご審議を受けて
(9) 次回課題番組案

講評

・総評として優れていると判断。深く掘り下げている点に良さを感じた。
・構成については、ネタのこだわりが十分に活かせている。CMでザッピングされないように引っ張る意識付けもできている。
・ナレーションがいいし、各芸人のプロフィールもきちんと紹介されているので、知らない芸人が出てきても興味を持てる。
・関東と関西の違い、漫才とコントの違いがよく見えた。
・落語では前座・二つ目…と徐々に意識が上がるのだが、漫才などではそれが見られないので順番を考えてほしい。メリハリがほしい。
・「昭和のいる・こいる」から新しい芸人まで網羅していて面白かった。昔を好んで番組を見始めた視聴者には新しい芸人を紹介し、新しい芸人に興味を持って見た視聴者には昔の芸人を伝えられるいいチャンスになっている。
・よく見つけてきたな、と思うような芸人もいるのが面白い。
・出囃子も「これから始まるぞ」と期待させるもので、よかった。
・芸人の背景が気になった。背景の方が浮き上がって見えて、出演者より背景に目が行ってしまう感じがあった。
・ちゃんとした芸を見せる番組が地上波にはなくなってしまったので、ありがたい。
・往年の名芸人が出ていることにほっとするが、逆に今の芸人の方が面白いと思うことがある。テンポが違うのか、昔は面白いと思っていたのに、と感じることがある。
・「楽屋トーク」は何分も続くと、次のネタにいってほしいと思うことがある。
・日本の演芸がこの番組にかかっていると思って番組をつくってほしい。
・すごくいい。自分の視聴番組に加えたい。
・MCのナイツの漫才が少ないのが残念。トークだけでなく、芸をもっと見たい。
・「じだらくに寝れば涼しき夕べかな」ではなくて、「じだらくにみれば愉しき夕べかな」という感じで楽しんだ。
・客の表情をもっと伝えてほしい
・楽しんだ。お笑いタイムマシーン・楽屋トークも今と昔が対比できて最高だった。
・昔の映像でお客様にモザイクがかかっているのが気になった。
・漫才、コント、手品、ものまねなど、バラエティーに富んでいる構成は2時間があっという間に過ぎて、我が家でも爆笑の渦だった。やはり、笑いは家庭の雰囲気を和らげる大切なツールだと思った。
・長距離の飛行機の移動の中で、映画を観るものなくなった時に、よくの懐かしいお笑い番組を観る。是非、「お笑い演芸館」シリーズも機内上映に提供していただきたい。
・「テレビ本来の期待される機能と役割」について改めて考えさせられる番組。テレビ草創期に期待された役割というものを思い返すきっかけとなった。製作の意図としても、デジタルの時代だからこそ、テレビの原点を振り返る、という考えがあったのではないかと推察した。
・かつての人気芸人が昔の映像を懐かしむとともに、再び舞台に立って芸を披露する「お笑いタイムマシン」は、昭和の名人たちの芸を今に甦らせるが、ヒロシやテツandトモなども、今見ても「クスリ」と笑える面白さがあった。昭和・平成のお笑いアーカイブともいうべき役割をもっている。
・出演者たちが舞台裏で本音を話す「楽屋トーク」があるが、舞台上でも、若手とベテランの丁々発止の芸のぶつかり合いを見たい。
・ベテラン勢よりも、若手で勢いのある世代のネタがおもしろかった。バラエティ番組では見かけるが、漫才を見たことのない芸人の本領が見られて貴重な機会でもあった。見ているうちに、思わず声を出して笑い、気分が爽快になる楽しい番組だと思う。
・長尺のため芸人に緊張感が欠けているようにも感じられ、打ち合わせ不足ではないかと感じられるネタもあり、4分では短いだろうが7〜8分の適当な長さに編集することでより面白いネタになるとも思う。
・漫才を久しくやっていないピンクの電話に、漫才をやらせたのは疑問。ネタは明らかに準備不足で、後半は言葉がすぐに出てこないところも増え、セリフを間違ったのではないかと感じた部分もあった。昔のような高音での喋りこそ健在だったが、「吹っ切れた感」がなく、見ていて痛く、辛く感じられた。
・楽屋トークはダラダラしていて退屈に感じられた。

次回日程:第69回・10月13日(金)
課題番組:「歌っていいだろう」