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#18.19

2時間スペシャル 美を極めた華麗な要塞 金沢城 加賀百万石の城下町

加賀百万石の城下町、金沢。
そんな街の中心にそびえるのが金沢城です。
築城主は、豊臣秀吉のもとで五大老を務めた前田利家。
城の巨大な長屋、櫓、門、そして石垣。攻め込もうとする者の前に立ちはだかる防御の仕掛けは迫力満点ですが、同時に金沢城の特徴は徹底的な美へのこだわり。
実はそれこそが、前田家独特の武士道だったのです。

德川が支配する世にあって、剛より柔であることで家を守ろうとした前田家は城では、細部にわたって見せるための「美の城」であることを追求、いっぽう城下町では、今に続く「工芸」を発展させていきました。

名門、前田家が選んだ「戦わない武士道」とは何だったのでしょう?
そして、そんな武士道が完成させた金沢城はどんな城だったのでしょう?

今回、実際に金沢城に攻め入って、全貌を明らかにするのは、
金沢で生まれ育ち、こどもの頃は金沢城で遊んでいたという、篠井英介です。