武将たちが建てた城が歴史の謎を解く鍵だとすれば、天守は美の秘密を解く鍵。
戦いの砦でありながら、天守は何故、これほど美しいのでしょう。

世界遺産・姫路城、春は満開の桜と真っ白の天守のコントラストが見事です。
そんな姫路城には、市民が選んだ、取って置きの「姫路城１０景」があります。
そこから見える天守は、どんな姿なのでしょう。

そして、姫路城の真っ白な天守。
そこには、徹底した「美」へのこだわりが隠されていました。
破風、瓦、壁、窓、そして石垣。
バランスとリズム、極めて複合的で戦略的な仕掛け。
実際に天守を訪ねたのではなかなか判らない、そんな「美」の仕掛けを、今回は150分の1のサイズで精密に再現された「天守の模型」を使って、城郭建築の専門家と共に、篠井英介が、その謎を解き明かしていきます。

何故、破風はこの大きさで、この場所に配置されたのか？
何故、石垣はこの高さになったのか？
そして、何故、天守はこんなに白く輝いて見えるのか？

世界遺産・姫路城の天守の美の秘密を徹底解明します。