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南海の要塞高知城 新事実発見!龍馬とおりょう

現存12天守のひとつ高知城。
戦国時代の歴戦の武将、山内一豊が築いた城は堅固にして勇壮です。
そんな城に攻め込む、城案内人の大谷亮介。
天守へ至る道を守るのは、高い石垣と数々の仕掛けが施された城門。幾つもの戦を生き抜いてきた武将ならではの創意と工夫が城にもあふれています。

天守は小ぶりながら華麗で優美。数々の意匠の中でも、特に最上階の展望台である回縁は「豪華すぎる」と幕府は建築を許しませんでしたが、一豊が家康に直談判をして、許可を得て作らせたと伝わる、一豊のこだわりの装飾です。

そんな城下で育ったのが幕末の英傑たち。中でも坂本龍馬は高知を代表する存在ですが、近年、そんな龍馬に関する新しい資料が幾点か見つかっています。
実は剣豪だった龍馬の証となるのが、北辰一刀流の千葉道場で手にした目録。
そして、横浜の料亭で見つかったのが、妻であった、おりょうの写真。
龍馬の死後、明治期に、この料亭で働いていたおりょう。英語もたしなむため、外国人客に人気で、伊藤博文や勝海舟も足しげく通って来たと伝わります。