各地の城を巡って、その城の魅力と城にまつわる武将たちのドラマを解き明かす「歴史ミステリー日本の城見聞録」。
今回の2時間ＳＰでは、松江城、彦根城、姫路城、熊本城、広島城を巡ります。
武将にとって最大の目標は生き延びること。城はそんな武将たちの野望の証、そして生き抜いた証です。
そのために、美しさを誇りながら、同時に攻めて来るどんな敵も返り討ちに出来る、難攻不落の城を築いた武将たちですが、太平の世となり、城と家名を守るために戦わなければならなかった相手は、天下を我が手に収めた強大な徳川幕府となったのでした。
特に、加藤清正、福島正則や堀尾吉晴など、幾つもの戦場で武功を挙げた歴戦の武将たちとその愛すべき居城は、徳川にとっては、いつ騒動の火種になるか判らない厄介な存在。双方の間で、城をめぐる新たな攻防戦が始まったのです。
有名武将vs天下人の戦い。篠井英介が、歴戦の名家が「城」を失う無念に迫ります。