地球温暖化にまつわる日本と世界の現状にせまる大型特別番組「地球クライシス 第7弾」を9月24日(日)夜9時から放送する。第7弾のテーマは、「気候変動による生態系の変化」。
日本の夏の風物詩・鮎。今、ある生き物の大量発生によって、鮎にクライシスが訪れているという。
番組では、静岡県伊豆半島を流れる狩野川を取材。養殖池の鮎を食べられてしまうなど、ここ数年、漁協関係者に大きな被害を与えているというその生き物の正体とは?
「地球温暖化」によって生息域を広げ、農作物にダメージを与えているのはミナミアオカメムシという外来種。
三重県で起こっているカメムシによる被害とは一体!?
さらに番組では、イギリスBBCが制作する骨太ドキュメンタリーを紹介。カリフォルニアの海での異常、山火事の猛威が脅かす動物たちの命、ケニアの象が直面している現実、アマゾンの森林破壊が生態系にもたらす危機。
地球沸騰化と言われる今、世界で何が起こっているのか。
スタジオでは、国際自然保護連合(通称IUCN) 日本委員会事務局長の道家哲平さんをお迎えします。気候変動と生き物への影響、損なわれつつある生物多様性、それに対して私たちはどう取り組むべきか、徹底討論します。
また、私たち1人1人ができることとして、カーボンフットプリント計測WEBアプリ「じぶんごとプラネット」(国立環境研究所 一般社団法人コード・フォー・ジャパン共同開発)を紹介。
住環境データ、電気使用量などを入力すると、個人のカーボンフットプリント量(二酸化炭素排出量)が算出されるというもので、日本人1人あたりの年間排出量の平均は、7トンCO2e。
産業革命後の気温上昇を1.5℃~2℃以内のおさえるという目標に対しては、2030年までに平均3トンCO2eに減らす必要があると言われている。出演者も挑戦したが、結果は?
【CAST】
ナビゲーター:松下奈緒
出演:依田司(気象予報士)、江守正多(気候科学者)
ゲスト:道家哲平(国際自然保護連合 日本委員会事務局長)
進行:望月理恵