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【With】パラ陸上砲丸投げ 大井利江の挑戦

With チャレンジド・アスリート すべての人に健康と福祉を SDGs

幾多の困難を乗り越えて、世界へ挑戦する障がい者スポーツのトップアスリートの強さと、彼らを陰で支える人々の情熱に迫る番組

「With チャレンジド・アスリート~未来を拓くキズナ~」

3月27日(土)は、東北の漁師町に世界と戦い続け、2021年東京パラリンピック、砲丸投げで金メダルを目指す大井利江に迫ります。

マグロ漁師をしていた大井は39歳の時に仕事中の事故で頚ずいを損傷し歩けない体になったが、リハビリを重ね、パラリンピックに円盤投げで出場。
2004年アテネパラリンピックで銀、2008年北京パラリンピックで銅とこれまでに2つのメダルを獲得している。
58歳の時には世界記録を樹立し、世界トップクラスのアスリートとして更なる活躍が期待されていた。ところが順風満帆な競技生活を送る大井に、大きな事件が起きる。
2012年ロンドンパラリンピックの後、大井のクラスでの円盤投げ種目が廃止されることに決まったのだ。
それを機に大井は円盤投げから、砲丸投げに転向。競技を変え再びパラリンピックを目指すこと決意する。

そんな大井を支える2人の女性がいる。
妻の須恵子さん(79)。左足に障害があるにもかかわらず大井に寄り添い、二人三脚で練習に明け暮れ、円盤投げでメダルを手にした。競技が変わった今も彼を突き動かすのは須恵子さんへの大きな感謝の思いからだ。

しかしパラリンピック砲丸投げのルール上、利き手で砲丸を投げられない大井は、不利な状況にあった。利き手ではない左手で投げようにも思うように力が伝わらず、距離をのばせない。
町の人など多くの人の支えもあり、2016年砲丸投げでリオパラリンピックに出場出来たものの、7位。悲願の金メダルへはまだまだ記録を伸ばさなければならない。

そんな時、大井に救世主が現れる。看護師を志す女子大生、麥澤栞奈(むぎさわかんな)さんだった。
飛距離をのばすためには体幹の強化が不可欠。そのために有効なのが水中でのトレーニングだが、大井一人では体を支えられず、溺れてしまう可能性がある。
看護大学生の麥澤さんが寄り添い、この大事なトレーニングをサポート。
70歳を過ぎても大井は記録を伸ばし続けている。

40年以上の年月寄り添いサポートを続ける妻と、孫ほど年の離れた麥澤さんの献身的な支えは、大井に強いパワーを与え、東京パラリンピック金メダルに向けて邁進する。

 

SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」

With チャレンジド・アスリート~未来を拓くキズナ~」
3月27日(土)あさ9時00分~
HPはこちらから

 


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