「レジ袋有料化が始まって、生ゴミを入れる袋がなくなった」なんて声を耳にします。
食事を作るとどうしても出てしまう、野菜の切れ端などの生ゴミ。
今一般世帯のほとんどが生ゴミをそのまま捨てていて、9割以上が焼却処分されています。
「これを捨てずに有効利用できたら」
今回はそんな取り組みをしている方々、NPO循環生活研究所 理事長 永田由利子さんと理事 たいら由以子さんをご紹介します。
ダンボール製のコンポスト
コンポストとは堆肥を作る容器のこと。米ぬかや泥炭などに野菜くずを混ぜ置いておくと、
微生物が野菜を分解、栄養分の多い堆肥が出来上がるという仕組み。この堆肥を使うと美味しい野菜も作れちゃいます。
ところが、生ゴミを置いておくと出る水分や匂い、寄ってくる虫。
堆肥ができても、使いみちがなく持て余す。
コンポストを普及させるために超えなければならない壁はいくつもありました。
ダンボールでできたコンポストはその解決策の1つ。
紙が水分を吸ってくれるし、防臭効果もあり、安価で手が出しやすい。
さらには、使うあてのない人たちのために、堆肥を定期的に回収し、みんなで使える農園を作って活用する仕組みづくりにも取り組みました。
堆肥と引き換えに野菜をもらえる楽しみも。
コンポストの普及は地域環境を良くし、住んで楽しい町づくりにも繋がっていたのです。
捨てればゴミになるものも、活かせば資源になって、日々の楽しみにもつながる。
是非、ご覧ください。
NPO循環生活研究所
https://www.jun-namaken.com/
11月16日(月)よる10時放送
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