過去のゲスト

#151

中村憲剛

今回のゲストは、サッカー元日本代表・中村憲剛さんです。川崎フロンターレ一筋18年。司令塔としてリーグ戦546試合に出場し、2016年にはJリーグ年間最優秀選手賞にも輝きました。チームをJ1制覇に導くこと3回、日本代表でも活躍したトップアスリートです。

昨シーズン、40歳を迎えた憲剛さんは、チームが首位を独走する中、突然、引退を表明。サッカー界に衝撃が走りました。「怪我をしたわけでもなく、体力が衰えたわけでもない」。それでも、ピッチを去ることを決めた理由。そこには、一流ならではの美学がありました。

現在は、次の世代にサッカーを伝える立場に。「『この人の元にいれば、新しい自分を引き出してもらえる』と思ってもらえる指導者」を目指しています。そのために心掛けているのは「話を聞き、相手を理解すること」。その一方で、「簡単には褒めない」と決めているそうです。「正解を明確にする」という憲剛流指導論に迫ります。

現役時代からのリフレッシュ方法は読書。「やっぱり文字はいいですよ。別の世界に連れていってもらえるので」。オフの憲剛さんに密着すると、大好きだという書店へ。そこで自身の引退記念本を見つけた憲剛さんは、まさかの行動に。本を愛し、ファンを大切にする憲剛さんらしさが表れた一場面、必見です!

Shigeki Yamamoto/Number