過去のゲスト

#150

吉田亜沙美

今回のゲストは、バスケットボール元日本代表・吉田亜沙美さんです。高校時代から日の丸を背負い、2016年リオ五輪では主将として活躍。日本を20年ぶりのベスト8に導き、自身もアシスト王に輝きました。2019年には、所属するWリーグのチームで前人未踏の11連覇を達成。「日本女子史上最高のポイントガード」とも呼ばれるトップアスリートです。

誰もが東京五輪での活躍を期待していました。しかし、19年のシーズン終了後、「心も身体も、もう使い果たした」とコートを去ることを表明。当時について亜沙美さんは「モチベーションの維持だったり、東京オリンピックで自分がプレーしているビジョンを描けてなくて」と振り返ります。

その半年後、亜沙美さんは再びユニフォームに袖を通していました。「東京オリンピックのコートにはどんな景色が待っているんだろう」。夢舞台への思いが、再び彼女をコートに向かわせたのです。しかし、2020年にオリンピックは開かれませんでした。そして亜沙美さんは今年1月、引退を決断。未曾有の事態に翻弄された葛藤と今の本音を、亜沙美さんが打ち明けます。

数々の栄光を手にしてきた亜沙美さんですが、実はルーキー時代に「シュートを打つ感覚を忘れてしまった」ことがあったそうです。なぜ彼女はスランプに陥ったのか、どのようにしてその危機を乗り越えたのか? 知られざるエピソードには「生きるヒント」が散りばめられていました。ほか、あるゲームに熱中する亜沙美さんのプライベートにも密着します。

Kiichi Matsumoto/Number