過去のゲスト

#136

市橋有里

今回のゲストは、元マラソン日本代表・市橋有里さんです。1999年の世界選手権、史上最年少となる21歳で銀メダルを獲得。00年のシドニー五輪にも出場したトップランナーです。07年の東京マラソンを最後に現役を引退。現在は解説者として活躍する傍ら、ランニングアドバイザーとして走ることの楽しさを伝えています。

21歳で世界のトップ選手の仲間入りを果たした有里さん。現役時代、心に大きく残ったのは、あの高橋尚子さんと走ったシドニー五輪でした。結果は15位でしたが「メダルを狙いにいき、世界のトップにチャレンジできた」と後悔はありません。また、尚子さんのレース中のある行動に、大きな感動を覚えたそう。「いろいろな意味で自分を成長させてくれた」という00年のドラマを紐解きます。

大きな成長とは裏腹に、シドニー以降は出場レースが激減。理由は、早すぎた五輪出場と、それによるバーンアウト。「楽しくなかった。走るのがつらくなっていた。気づいたらぜんぜん笑っていなかった。女性が一番輝く時期に一番曇ってました」と当時を振り返ります。そんな彼女が笑顔を取り戻したきっかけとは?

現役時代から料理が大好きで、料理研究家の顔も持つ有里さん。番組のために特別に「寒い時期に体の中から温まれて、お肌にも良いレシピ」を披露してくれました。一方、「いま」だから語れる秘話も。実は、中学時代にいじめに遭っていたという有里さん。それを乗り越えた自身の体験を通して、子どもたちへメッセージを送ります。

Shigeki Yamamoto/Number

 

 
<市橋有里流〝トマト参鶏湯″レシピ>
鶏もも肉 300g
手羽元  6本
長ネギ  1本
青ネギ  適量
ミニトマト 10個
生姜  1片
もち米  大さじ5
クコの実 大さじ2
松の実  大さじ2
銀杏   10粒
塩胡椒  少々
酒    大さじ1
ごま油  少々