過去のゲスト

#134

青木愛

今回のゲストは、元アーティスティックスイミング日本代表・青木愛さんです。ジュニア五輪で優勝するなど早くから頭角を現し、2008年にはチーム最年少の23歳で北京五輪に出場。欧米選手に見劣りしない恵まれた容姿はチーム演技の核といわれました。同大会を最後に現役を引退。現在は、メディア出演を通じてスポーツの魅力を伝えています。
最初で最後の夢舞台となった北京五輪は5位。同競技が正式競技となった84年ロサンゼルス五輪から続いた「全種目メダル」の伝統が、そこで途切れてしまいました。「個人的にはオリンピックにいい思い出はない」と語るほど、悔しい思いを味わいました。一方で、「後悔はない」とも。悔しさと完全燃焼が同居した08年のドラマを紐解きます。

アーティステックスイミングの練習は、1日15時間に及ぶことも。しかし、練習は「本当に嫌い。しんどいことが好きな人なんていないじゃないですか」ときっぱり。では現役時代、どうしてハードなトレーニングに耐えられたのか。キーワードは「夢」と「負けず嫌い」でした。

現在35歳。引退から12年が経ちましたが、世界を魅了した美しいスタイルは、あの時のまま。日頃、愛さんが意識していることを通して、美しさをキープする秘訣を探るほか、新しい趣味であるゴルフを楽しむオフの姿などに密着し、彼女の「今」に迫ります。

Shigeki Yamamoto/Number