過去のゲスト

#132

藤田俊哉

今回のゲストは、元Jリーガーの藤田俊哉さんです。現役時代は、黄金期のジュビロ磐田で、不動の司令塔として躍動。日本代表でも存在感を放ちました。引退後は指導者として渡欧。オランダではコーチとしてタイトルも獲得しました。現在は、日本サッカー協会の在海外強化部員として、サムライブルーをビルドアップしています。

ステージ優勝6回、年間優勝3回を成し遂げるなど、圧倒的な強さを誇った90年代後半~00年代初頭のジュビロ磐田。メンバーもブラジル代表のドゥンガ、中山雅史、名波浩など、強烈な個性を持った選手が集っていました。

そんなチームにおいて、「中間管理職」的な立ち位置だったという藤田さん。ジュビロが一つにまとまれたのは「他人からチーム、そして家族」になれたからだと語ります。では、どうすれば「家族」になれるのか。藤田さんの答えは「自分をストレートに出す」ことでした。

引退後は、オランダなどでコーチ学を学びました。そこで感じた日本と海外の違い。「海外では立場に関係なく、自分の意見をぶつけてくる。よく(その立場で)そんな言ってくるなと思うほど」と驚くこともあったとか。

当初は「些細なことは自分で整理しろ」と思ったこともあったそう。しかし、やがて「そういうことに一つ一つ対応して納得させられないと、コーチとして認められない」「これはスポーツの世界に限った話ではない」ことに気づいたと振り返ります。

ほか、番組ではオフの藤田さんにも密着。最近、ハマっているというコーヒーの焙煎工場を訪れる姿などを通して、その素顔と味わい深い美学に迫ります。

Takuya Sugiyama/Number