今回のゲストは、元柔道選手の田知本遥さんです。2012年のロンドン大会、2016年のリオ大会と、2大会連続でオリンピックに出場。リオ五輪では金メダルを獲得した、強く美しいトップアスリートです。

すべてを出し切り、頂点に立った16年の夢舞台。しかし、その4年前はメダルに届かず、強い悔しさを味わいました。何よりショックだったのは、メダリストとそうではない選手との扱いの違い。「自分は無意味な存在なのか…」とまで思い悩むようになってしまいました。

以降、国内大会でも勝てない日々が続きました。転機となったのは、敗戦の苦い思い出が残るイギリスを訪れたこと。向かったのはエディンバラ。そこで田知本さんは、変わります。中世の街並みを残すその街が、彼女に教えてくれたこととは？

リオの歓喜から1年後、田知本さんは27歳で現役を引退。今は大学院に通いながら、新しい夢を探しています。なぜ「TOKYO」を目指さなかったのか。その理由が明らかになるほか、コーヒーにハマっているというプライベートな一面などにも密着します。